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先日、当院に股関節の痛みでお悩みの方が来られたので今回は股関節に関して書かせて頂きます。
股関節の痛みというのは比較的女性に多いのですが、これには理由があり女性と男性を比較しますと、関節のはまり込む関節窩と呼ばれる穴があり、そこに大腿骨の骨頭がはまり込み股関節を安定させています。この関節窩が男女で比較すると女性の方が穴の部分が浅く、安定度は男性の股関節の方があります。そういったことから、股関節が堅いのも男性の方が堅い傾向があります。
さて、この股関節ですが、具合が悪くなるというと股関節を捻じったりして起こることが原因というパターンが多いのですが、かなり可動域のある関節なので膝や足首と比較すると捻挫を起こすリスクは低いと考えらえます。よほどの強い衝撃でなければ起こりにくいと言えます。
では、痛くなる理由は何か?
股関節が下からの突き上げが強くなる事で関節の摩擦が増えます。大腿骨が骨盤を押し上げるイメージですね。そうなると股関節の関節窩に当たる衝撃も強くなる為関節への負担が増えます。そうなると寒い時期になると筋肉の収縮の関係もあり痛みが起こりやすくなってしまいます。
実際、人の身体は丈夫に作られているので若いうちはちょっとした衝撃では痛みを感じたりという事はあまりないと思います。ところが年齢を重ねる事でそういった負担も蓄積されていき痛みが出現してきたりします。
同じような年齢にしても、人により負担度は変わってきます。筋肉量、体重も重要な部分でもありますが、歩き方というのが非常に重要な部分だったりします。どれだけ体重が軽くとも歩行に悪い癖があると股関節にかかる負担は強くなる為、痛みは誘発されやすいと言えるでしょう。
もし、今も股関節の痛みで悩んでおられる方が、身の回りに おられる方は一度自身の歩き方に注意してみて下さい。少しでも痛みがあったり違和感を感じるようであれば、一度、専門家に相談してもらう事をオススメします。