アレルギー疾患と副交感神経の関係

アレルギー疾患と副交感神経の関係

アレルギー疾患と副交感神経の関係

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経が存在し、交感神経は主に覚醒時に
活発に働き、副交感神経は主にリラックスしている時、寝ている時に活発に働いています。

 

そして交感神経優位な時は主にアドレナリンと呼ばれる血圧を上げるホルモンが分泌され、身体を活発に動ける状態にします。逆に副交感神経優位な状態の時はアセチルコリンが分泌され、リラックスし易い状態に身体をもっていきます。

 

そして、アセチルコリンの分泌が過剰になるとリンパ球の働きも活発になります。「睡眠をとらないと病気は治らない」というのはこの事から言われています。リンパ球はウィルスや異種タンパクなどの小さな病原体に働きかける為、風邪をひいた時は睡眠をとり副交感神経を働かせる事は必要です。

 

ところが、副交感神経が過剰に働くと、免疫の働きが活発になり過ぎてしまい、反応する必要のない物質にまで反応を起こすことがアレルギー反応が起こる原因とされています。
代表的な症状としては、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などがあげられます。

 

ですが、必要のない物質すべてに反応を起こしている訳ではありません。マスト細胞(肥満細胞)が敵とみなした物にだけヒスタミン反応を引き起こします。
:マスト細胞(肥満細胞)とは結合組織に存在し、外界と触れる機会の多い部分には多数存在しています。異物に反応しヒスタミン(血管拡張)を放出他にロイコトリエン(気管収縮)、ヘパリン(血液凝固因子)といった物質も放出している。

 

この、敵とみなす基準ですが水に包まれていないことも一つの理由であると私は考えます。外界からの異物という物はとめどなく体内に流入しているはずです。それが、副交感神経が優位なだけで引き起こされるとしたら、ダラダラ生活を送っている人は皆、アレルギー持ちという事になってしまいますが、それも考えにくいとは思わないでしょうか?

 

では何がキッカケになっているのかという疑問をもちますが、これは腸内環境も関係していると思います。

 

人の身体には腸内細菌と呼ばれるものが多数存在しています。代表的な善玉菌としてはビフィズス菌、悪玉菌としてはウェルシュ菌、日和見菌としてカンジダ菌などが存在します。

 

この中で、日和見菌と呼ばれるカンジダ菌ですが、数が少ない間は何も身体に悪影響を与える事はないのですが、増殖することで体内に毒性のあるガスを放出し、腸内を傷つけていきます。そのカンジダ菌の増殖する原因として、小麦グルテンがカンジダ菌の餌となりカンジダ菌を増殖させてしまいます。市販されている小麦製品の殆どに小麦グルテンは含まれています。
このカンジダ菌が増えた状況が悪化すると腸内穿孔(リーキーガット症候群)が起こり腸内から内容物が漏れ出します。そこに漏れ出た内容物を敵とみなしたマスト細胞がヒスタミンを放出します。

 

一度、敵とみなすと抗体が作られ、同じ物質が入ると敵とみなし、排除しようという働きが強く起こります。こういった事が、食物アレルギーの原因を作っている原因の一つだと思います。

 

これらの条件がそろった状況で、尚且つ副交感神経が優位状態の時に起こりやすくなっていると私は考えます。

 

リンパ球の働きが活発なのは子供の頃で、そういった時代というのは副交感神経優位な生活を送っています。その為に、風邪を引くと高熱が出たり、喘息やアトピーもこの頃が最も症状が酷かったりします。大人になってから症状が出なくなっている人も結構おられます。

 

症状を軽減させるには小麦製品の摂取を控える、添加物の多い飲料は避けて浄水を飲むようにする。そして身体に適度なストレスを与える生活(規則正しい生活や適度な運動)を送る。こういった事を心掛ける事が症状緩和に繋がっていくはずです。

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