男性より女性の方が長生きな理由

男性より女性の方が長生きな理由

男性より女性の方が長生きな理由

世界的に見て、女性の方が男性より長生きなのは良く言われています。平均的にみて男性より7年ほどの寿命差があります。最近では見た目では歳の解らない女性も多く、美魔女という言葉まで出てきました。背景には、化粧品の性能が良くなっているのと、美意識が高くなっているのもあるでしょう。男性は化粧したり肌のお手入れをする人は少ないですから。

 

男性の方が老けやすい理由の一つとして、男性の方がストレスにさらされる時間が長いからと言われます。社会的に責任の重圧が多かったり、我慢する必要の多い場面が多かったりもします。実際にその重圧に耐えきれなくて自殺する人も男性の方が女性よりも3倍程多くそれが原因となっているので、それも事実でしょう。そして、社会人の男性は忙しさにかまけて身体の異変に気付きにくく、気付くと身体が悪くなっていたという事もしばしばあります。ですが、女性の方がストレスを抱える場面も多々あり、家族の事や女性ならではの近所付き合いや、介護などこれらの事を考えると、果たして本当に男性の方がストレスが多いのか?と思います。

 

そこで、考えられるのがストレス耐性です。あくまで例になりますが、男女間の恋愛で失恋した場合、女性はその時は感情的になり、酷く泣いたり落ち込んだりしますが、少し時間が経つと恐ろしいほどに気持ちの切り替わりが早い人が多いです。泣くことによって、心の整理を付ける事ができるといわれています。ところが、男性はその時はあまり感情に出さずに引きずってしまい、いつまでも感情を処理しきれずに鬱になってしまう人もいます。全ての方が当てはまる訳ではありませんが、男性にはこういった傾向が強いと思われます。
そして、それだけでなく女性は活性酸素を除去する能力が男性よりも高いのです。女性ホルモンの代表的なホルモンとしてエストロゲンがあります。このエストロゲンが分泌されることにより、動脈硬化の抑制・骨形成・意識の女性化・乳腺成長などが促進されるので、女性にとっては非常に重要な役割を果たしているといえます。実際、閉経になると骨が弱くなり、骨粗鬆になるのはエストロゲン不足が原因です。

 

こういった部分からも、女性の方が長生きする理由が垣間見えます。ですが、活性酸素は絶対悪ではなく、少量の活性酸素は身体の為には必要で、これが無いと対抗手段をなくしてしまい、かえって活性酸素の害にさらされることになります。バランスが重要とも言えますが、エストロゲンはその役割も持っています。ただし、エストロゲンが多すぎると子宮筋腫ができやすかったり、癌の発生率が高くなるといったリスクもあります。そして、思春期に早期に生理になるとエストロゲンの影響で成長も抑制されます。男性と比較し女性の方が伸長が低いのはこの辺りも関係しています。

 

そして女性は男性よりも、低エネルギーで活動している方が多いので、細胞活動が少なく済んでいる方が多いです。そうなると細胞自体の負担も少なく済むため、活性酸素の発生量を減らすことも出来ます。後、女性は男性と違い自分の健康状態に敏感な人が多く、その性質から異変に気付くことも早いのでそれも長寿の理由とも言えます。

 

抗酸化物質と呼ばれるものは、体内で他にも造られており、代表的なものでは肝臓で造られるSOD(スーパーオキシドディスムタ―ゼ)が特に強い抗酸化能力を発揮します。
身体が酸化→老化 と思って間違いないかと思います。

 

これらの事から考えると男性よりも女性の方が長生きの理由が見えてきます。

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