ようやく不具合が直りました

色々とサーバー接続がおかしくなってお手上げ状態だったのですが、業者さんにお願いして直してもらえました。

今回、NMNなるサプリメントのことについて書こうかと思います。

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
ビタミンB3に含まれる成分で体内でも生成されている物質のことです。加齢とともに減少すると言われております。

NMNが体内に及ぼす効果として
サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化
睡眠の改善
エストロゲン値上昇
ミトコンドリアの活性化
代謝アップ等の効果が期待されています。

NMN成分を含む食品に枝豆、ブロッコリー、きゅうりが上げられます。

NMNはNAD+(ニコチンアミドアデニンジスクレオチド)の前駆物質
NADが体内に多くある方が元気で健康でいられるが、加齢と共に量が減少しいき老化が進行していきます。
(+とは酸素と結合し還元されること-とは酸化することと解釈します)
体内でもNADは生成されます。トリプトファンとビタミンB3(ナイアシン)を基に作られサーチュイン遺伝子の活性化につながります。

枝豆、ブロッコリー、キュウリなどに含まれますが、100mgのNMNを摂取するには約40kgの摂取が必要な為、食物として摂りこむには無理があります。となるとサプリメントでの摂取が効率的と考えられます。全てのサプリメントに言える事ですが、本来は食物から摂取することが一番望ましく圧倒的に足りない時に摂取するのが良い使い方だと私は考えます。

 

NMNがNADに変換されサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)と結合し活性化させます。サーチュイン遺伝子は脳の視床下部に多く存在し、若返りの遺伝子とも呼ばれているようです。

人は7種類のサーチュイン遺伝子を持ち、NADはすべてのサーチュイン遺伝子を活性化させます。若返りに効果があると言われる理由に糖や脂肪の代謝に関与し、ミトコンドリアを元気にして年齢と共に低下する代謝をあげる効果が見込めるという意味のようです。ただ、ミトコンドリアを元気にするということですがどの程度元気になるのか気になりますね。ミトコンドリア活動量を増やすのであればALAでも良い気がしますがどちらの方が効果を感じれるかは人それぞれということで。

年齢と共に増加するCD38と呼ばれる糖タンパクがNADを分解する為、加齢とともにNADが減少していく。

NADでなくNMNでの摂取とするのは、NADの状態だと分子が大きすぎるため、分子量の小さいNMNの形で摂りこむ方が体内に取り込まれ易くて理想的なため、NMNサプリとして販売されているようです。

ちなみに若い人では効果が薄く、30代以下の方が飲んでもあまり効果を感じる事が少ないそうです。

どの程度の効果が期待できるかは分かりませんが人により効果があると言われている人もいますし、興味のあるかたは試されてみてはいかがでしょうか?

手のしびれの原因

今回は先日、当院に来院された患者のケースで痺れが収まったお話をさせてもらいます。

 

手の痺れの原因で整体や病院に頼って来院される方は沢山おられます。

痺れと一口で言っても色々な出方があり、必ずしもすべてが同じ原因ではありません。

 

第一選択肢として病院に行く方が多いと思いますが私自信この選択は間違いではないと思います。痺れ方にも色々なケースがあり一筋縄でいかないことが多々あります。そして心臓や脳血管が原因の重篤なケースもあり得る為、気になるのであれば、まず病院で原因をはっきりさせた方がいいでしょう。その上で解決しない時に整体などを頼ってもらうのが安心ではないかと私は思います。何より痺れを放置することで重篤なことになることもあるので軽く考えずに早めに何らかの対処される方がいいでしょう。

 

今回の患者さんのケースでは、手が痺れて力が入りにくいという症状で相談を受けたのですが、厄介な血管系の持病をおもちで、薬も処方されており毎日薬は欠かさず飲まれています。手を握ってもらうと左右差があり、明らかに左の握力が弱っていることが確認できました。病院にも相談されたそうですが、薬の副作用でしょう。という事で片付けられたようです。以前にも同じようにそういったことがあったようですが、知らないうちに収まっていたそうで最近まであまり気に留めていなかったようです。

 

ところが、最近になって症状が続き、握力が入らなくなり、仕事にも支障をきたしているというお話を伺い、何とか改善方法が無いかと当院にご相談にされました。最初は首に問題があるのではないかと思い首へのアプローチを行ったのですが、施術後すぐは少し楽になったようですが・・・。

 

実際、首から腕の支配をしている神経があり、ちょうど首と背中の境目辺りから出ています。他にも首の側面にある斜角筋と呼ばれる筋肉が原因になっていたりします(代表的なものに斜角筋症候群と呼ばれる症状があります)。それらが圧迫を受けて痺れが出現するケースもあります。悲しいことに今回の場合は帰る頃には、再度痺れが出現し握力も入りにくい状態に戻っていました。

 

よくよく話を伺ってみると、他の部位にも痺れが起きているらしく同側の足先にも痺れが出ているとの事でこれは首だけの問題ではないと思い、日常生活のことも少し伺ってみると、普段から貧血気味で食事量も少なく肉類の摂取が少ないことが分かりました。そして倦怠感ややる気が出ないなどの状況らしく、仕事のストレスかもと本人は訴えておられました。

野菜中心の生活になると、ビタミンB群の不足を招きやすく、身体に様々な弊害をもたらすことがあります。菜食主義の人は栄養不足になり易いようですが、そういった方も多数おられるのでどうなのでしょうかね。

 

それはさておき、ビタミンとは何なのか?

その事からお話しますが、体内で作ることが出来ない外部から摂取しなくてはいけない栄養素をビタミンと呼びます。よく耳にするビタミンCなども人間は体内で造ることはできません。その為外部から摂取する必要があります。普通に食事していたらビタミンCは多種多様な食品に含まれているので、さほど困る事はありません。摂りすぎても水溶性の為、体外に排出されます。ビタミンB群も同様に偏った食生活、何らかの内臓疾患及び手術による切除などしていない限り不足することはほぼありません。

 

では、先ほどの痺れの話に戻りますが、もしかして末梢神経に血液が流れにくい問題があるのではと思い、栄養素に着目しました。ビタミンB群の栄養素の中でビタミンB12と呼ばれる物質があります。このビタミンは赤血球の合成に関与しており、足りなくなると正常な赤血球を生産出来なくなり、貧血の原因にもなります。他に神経の働きが正常に行われるように作用してくれているのですが、不足することで神経線維が傷ついたりして正常に働きにくくなってしまい、痺れといった症状を引き起こします。そして、重篤になると記憶障害、鬱、疲労、食欲不振、体重減少といった症状も現れます。

 

上記の可能性を考えビタミンB12を含有しているサプリメントおよび医薬品を摂取するよう患者さんにお願いしました。すると、翌日から感覚が戻ってきたようで前日よりはかなり緩和したとのことでした。腕が動かないと仕事にかなり支障をきたすことになるので患者さんは感謝されていました。施術の効果よりもサプリメントで効果が出たことは私的には微妙な気分でしたが、患者さんが楽ならばそれが一番大事なので。

今回、栄養素を補充することで改善したので、普段の食事をもう少しバランスよくしっかり食べてもらうようにお伝えさせてもらいました。

栄養素は基本的には良く噛んで食べ物から摂取するのが一番です。どうしても足りない栄養素を補うためにサプリメントを利用するのは良いのですが、それがメインになると身体にかえって負担になるケースもあるので、あくまでバランスの良い食事をとるように心掛けた方が良いでしょう。サプリメントや薬に頼りすぎると肝臓に負担をかけてしまうので良いことではありません。あくまで基本は食事で補う意識を持つようにした方がいいでしょう。

 

ここで少し栄養素のビタミンBについてお話させていただきます。

ビタミンB群というのは水溶性であり体内で供給過多になった分は体外に排出されます。ビタミンBのサプリメントを摂ると尿の色が鮮やかな黄色になります。他のビタミン類と違い種類が多く、数種類に分けられます。以下に簡易で説明させていただきます。

 

ビタミンB1:糖代謝、疲労回復に効果。特に糖代謝に重要な役割を果たしており、不足することで糖の分解が上手くいかず、脂肪に変換されたり、脳に糖が行かないのでイライラやストレス、疲労感を感じやすくなります。豚肉に多く含まれます。

ビタミンB2:脂質の代謝、不足することでニキビ・吹き出物・口内炎など皮膚のトラブルを引き起こす要因になります。卵に多く含まれます。

ビタミンB3:(ナイアシン):体内で合成することができることがわかり、ナイアシンと呼ばれるようになりました。アルコール分解に関与しており、二日酔いが改善されます。カツオに多く含まれます。

ビタミンB6:タンパク質をアミノ酸に変換したり、皮膚炎を予防したりするのにも関与している。マグロに多く含まれます。

ビタミンB12:血球の合成、神経のコントロールに関与。牛レバーに多く含まれます。

ビタミンB5(パントテン酸)脂質代謝に関与。ダイエット中はしっかりと摂取すると良いでしょう。善玉コレステロールが合成され易いので、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB7(ビオチン):コラーゲンの生成、頭皮の血行促進、皮膚粘膜の健康を保つ効果。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB9(葉酸):主な仕事はビタミンB12と共に血球の合成を行う。遺伝情報にも関与。鳥レバーに多く含まれます。

 

といったようにビタミンB群の摂取は健康に欠かせない物質であることはご理解いただけたと思います。人により好き嫌いの関係で食べにくい物もありますが、他にも上記の栄養素を含んでいる食品は多数あるので、強くこだわる必要はないと思います。

特に美容やダイエットには欠かせない栄養素であることはご理解いただけたのではないでしょうか?普通にバランスの良い食事を摂っていれば通常は枯渇することはほぼないのですが、偏った食事を続けていると、こういったことも引き起こしてしまうので、ダイエットなどをして食事制限等を行っている人はこういったリスクも考えて食生活を送るように気を付けてください。

コロナに効果あり?

当院でも取り扱っている商品の一つに5アミノレブリン酸と呼ばれる物質があります(略してALAとここでは書かせてもらいます)。

現在、世間の悩みの種となっているコロナウィルス対策として有効ではないかと?長崎大学病院で臨床実験が行われているようです。

当院のHPの中にも掲載しておりますので興味があれば下記リンクを見てください。

https://treatment-center-minamikyoto.com/category6/entry45.html

どうもALAにはウィルスの表面にあるタンパク質と結合しウィルスの細胞内への侵入を阻害する効果があるようです。実験段階にあるようなのでどのくらいの量が必要か分かりませんが、本来人間のミトコンドリア内に存在する物質ですので体内への害はほとんどない?のではと思いますが・・・。

今後の研究によってそれらのことも明らかになってくるでしょう。

HPにも掲載していますが、ALAというのはミトコンドリアの働きの為に重要な役割を果たしている物質で他に血液の大事な材料でもあります。他に体内に発生した活性酸素を除去する役割も担っています。生きていくうえで活性酸素の脅威から助けてくれている物質の一つです。

現段階ではあくまで実験段階での結果ではあるようですが、ALAを含むものと含まないものでは結果が違うらしく、通常であれば増殖がみられるのにALAを含んだものにはウィルスの増殖が見られなかったという実験結果が出たようです。

実験段階とはいえ、このような効果が見られたということはコロナだけでなく他のウィルスに対しても有効な可能性も考えられるので期待したいところですね。