マスク長期着用によるリスク

マスクの長期着用時のリスク
今回のブログは世間の風潮とは逆らうような内容にとられるかもしれません。

コロナ感染対策として、マスクの着用が習慣化している傾向に有ります。当院でも、スタッフ一同マスク着用して施術を行なっておりますが・・・

長期使用する事により、弊害も出ているようです。
まず、接触性皮膚炎が挙げられます。口の周りに湿疹が出来、痒み発赤を引き起こすケースが出ております。
そして、脱水症状が起きている人も居ります。口の周りは蒸れているので、乾燥していないと思ってしまい、水分補給を行う機会が減ってしまい熱中症の様な症状を引き起こしているケースもあります。そして、マスクをしている分酸素の摂り込み量が減少するので頭痛や目眩といった現象が起こり易くなります。
必ずしも口周りが潤っているからと言って水分が足りているわけでは有りません。体内の水分が足りなくなる事で、気道が乾燥してしまい、かえって喉の痛みやウィルス感染を引き起こし易い状況を招く事になってしまいます。アレルギーや肺が弱い人などは悪化させてしまう事にも繋がります。コロナ予防にしていることが、かえって他の疾患を誘発するような事になっては元も子も有りません。
着用機会の多い使い捨てマスクの場合、漂白剤等を使用しているため、身体に化学薬品を取り込むことにもなります。衛生的には良いのですが、身体に摂り込むという意味では長期使用はいかがなものかという気もします。

マスクを着用するのはくまで他人に感染させるリスクを減らす為であり、ご自身が感染しない為では無いと言う事は認識しておいた方が良いと思います。私自身、以前は極力付ける様にしておりましたが、最近になりアレルギー症状や喉の不快感を感じる様になった為、自身の身体を守る為にも極力、人の居ない所では外すようにしております。

これらの事から、人から離れている時は極力マスクを外すようにし、しっかりと空気を取りこめる状況にしておく事が大事です。上にも記載しましたがマスクの装着時は酸素の摂り込み量がかなり減少する為、体内は軽い酸欠を起こし易い状態になっています。

人からある程度離れている場所であれば外しても問題はないと考えらえます。厚生労働省のHPでも2m以上の距離を保てる距離であればマスクの着用は必要ないとの告知がされております。

環境によりマスク着用を義務付けられてる場所もありますが、それ以外の場所で過度に神経質になり過ぎてマスクの着用や消毒液を使い過ぎる事に弊害がある事も知っておいて下さい。

呼吸について

今年は月日の流れをすごく早く感じます。コロナ騒ぎのせいか毎年世間の話題になっている花粉症とインフルの話題があまり聞かれませんでしたね。これはもしかしてマスク効果なのか?と感じている私です。

今日は呼吸に関連することについてお話しようかと思います。

我々は普段酸素を取り込んで生命を維持することができているのですが、ちゃんと呼吸ができていないと体に弊害が生じてきます。わかりやすい症状で言えば頭痛や吐き気、息苦しさといったことが起こりやすくなります。こういった不快な症状を減らすためには、しっかりと空気を摂り込むことができる身体にしておくことが重要です。

呼吸というのは鼻・口から吸い込んで、鼻・口から吐くということを自然と繰り返しています。この時に横隔膜が動いて膨らんだり縮んだりして体内に摂り込む手助けをしています(呼吸するときに理想的なのは、鼻から吸い込み口から出すというのが良いです)。

この呼吸を行うときに大事なことなのですが、胸郭を開きやすい状態にしておくことが必要なのです。それは何をする事で開きやすくなるのか?
脇の辺りには呼吸に関連する神経が通っておりその辺りを柔軟な状態に維持することが有効です。そのために日頃から腕のストレッチや皮膚刺激を行うようにすると良いでしょう。

肺や横隔膜というのは肋骨に守られている部位ではありますが、その部位を動かすためには、肋間筋が動きやすい状態にすることが必要です。では肋間筋を動かすにはどうすればいいの?ということになるのですが・・・やはり、深呼吸を行う習慣をつけることも大事です。深呼吸を行う事により胸郭が動くことになるので日々行う事で空気の摂り込み量を増やすことができるようになります。

肋骨というのは背骨と連結しており、その背骨部分が硬くなっていると肋骨の動きが制限されてしまい胸郭が広がるのを邪魔してしまいます。私は施術を行う際に背骨は一番重要視しております。神経の通り道でもあるので、背骨周囲は柔軟であることに越したことはないと考えております。

普段の姿勢が悪くなっていると、これも空気の摂り込みの邪魔になります。姿勢の悪い人は一日一回、壁に背中を付けて・・・
頭の後ろ・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・かかとが壁についているのを確認して1分間維持するようにしてください。最初は違和感を感じるかもしれませんが、それが正しい姿勢ですので、姿勢が気になる方はチャレンジしてみてはどうでしょうか?

どんなことでも継続することが大事です。焦って結果を出そうとせず、毎日できることをコツコツすることが力になります。