メニエル改善例

これまで色々な症状を改善してきましたが、具体的な改善例を余り載せていませんでしたので、様子を見てこちらにアップさせていただきます。

パートナーを無くしてから消沈してしまい、暫くしてから目眩が起きるようになり、病院で検査を受けメニエル病と診断を受けたとのことでした。

*メニエルとは
メニエル病とは30代後半から40代の女性に多く見られる病気でなぜ起こるかについての詳しい事は分かっていません。痩せ型で几帳面、神経質な人に多く、精神的身体的疲労、ストレス、睡眠不足傾向の人が発症し易いようです。

内耳にある蝸牛、三半規管、前庭にはリンパ液が多く含まれ、袋状の構造をしています。このリンパ液はある一定量に保たれていますが、何らかの原因で過剰に作られたり、吸収の阻害がされることで内リンパ水腫を起こしてしまいます。

話を聞いていると、中々寝つきが悪く寝る前に色々と考え事をする事があるようで、しっかりした睡眠はとれていないようでした。明らかに交感神経過多状態が続いているのが理解出来ました。

そして、身体の筋緊張も非常に強く、弛緩するのにかなり時間が掛かりました。自律神経を安定させるような施術を行い神経指圧を並行して行わせてもらいました。現状でも十分に弛緩しているとは言い切れず、かなり緊張は強いのですが、以前と比較し目眩の回数も減ってきており。睡眠もとり易くなってきたようです。

まだ、完全には消失していませんが良化傾向にあるようで、安心しました。ご自身で出来る神経へのアプローチも指導させて頂きました。筋緊張が強いと体液循環も滞り易いので、継続施術には来院して頂いています。

起立性調節障害の改善例

起立性調節障害

中学1年の頃、宿題や提出物を忘れる事が多々ある為、学校の担任から注意を受ける事が多々あり、その事が発端となり不登校になってしまったようです。

行き過ぎた教育的指導もあったようで、その事も学校内で問題になったようです。

ある日、一年の夏頃から朝の起床が出来なくなり、そこから学校に登校する事が困難になってしまったようです。

起床するのは夕方になる事はザラでとても登校出来る状況では有りませんでした。スクールカウンセラーに相談しておりましたが、カウンセリングだけでは改善には結びつく結果は得られず、心療内科に通うことになりました。

心療内科では、注意欠陥多動性障害「ADHD」と診断を受けコンサータと呼ばれる薬を処方されました。

*コンサータとは
ドーパミンの再取り込み阻害薬で神経伝達物質のドーパミンをシナプス内に滞留させドーパミンの効果を高める作用が有ります。

ところが、コンサータには副作用があり人によっては睡眠障害、食欲低下等の為に気分が悪くなってしまうケースがあるのですが、彼女は見事に副作用に悩まされ、薬を継続して飲む事は出来ませんでした。

以降、寝ても寝た気がせず、いつも眠気があり身体も重い状態が継続していました。

他にも乗り物酔いも酷く長距離の移動は気分が悪くなり此方へ来院時も気分が悪くなる事がありました。脚の浮腫もあり体液循環が悪くなっているのは見て直ぐに分かりました。

生理痛も酷く、生理になると一週間程動けなる事も。その上普段から貧血傾向。姿勢もかなり前傾姿勢になっており腰痛も訴えておりました。

母子家庭の影響もあり母親は朝から晩まで仕事の為、普段から接触する機会が減っていたのに、本人が殆ど寝ている状況が続き会話もあまりしない事も増えていました。

といった上記のような事があり、高校進学の事や将来彼女にどうしてあげればよいのか悩んだ末、当院で見せて頂くこととなりました。

数回の当院での施術と家庭での皮膚刺激、栄養指導を行う事で現在は目的を以て日常生活を送っており、以前からあった乗り物酔いも余り起こらなくなり、朝の起床も多少は起きにくい時ははあるものの、生理痛の辛さも軽減してきたようです。来年度からは高校への進学もほぼ決まり、それに向けて頑張れるような心をもてるようになったようです。本当に良かったです。これからも暫くは通院してもらいますが、ここまでの変化が得られた事を心から喜んでおります。

最近思うこと

最近思う事

一度の施術、若しくは2、3回の施術であたかも難しい病気が完治した様な話を伺っている治療院さんをネット上で良く見かけます。

私は正直すごいなぁと思いますが、本当にその後どうなったのか知りたいです。私も以前、頭痛専門の施術も行っていました。その時の結果はそれなりの結果が出ていたことは自負しております。ところが、暫くすると同じように頭痛をされているケースがありました。頻度は減っても又、同じ現象が起こっていると言う事は完治した訳では無いですよね?その事で長年悩んでおりました。

それぞれに病気になる過程には色々な原因が有ると思います。酷い場合になると様々な疾患が重なり合って複雑化しているケースもあるわけです。

頭痛を例に挙げますが、単純に頭痛と言っても色々なケースがあり、緊張によるもの、ウィルスによるもの、血管によるもの、薬によるものなどパターンは沢山あるわけです。でも、現実は悲しい事にハッキリした原因は病院に行ったところで分からないのです。

頚椎の歪みや体液の流れの問題であればある程度、手技だけでも改善は見込めますが、薬や体内毒素、貧血等の問題であれば簡単には治らないのが現実です。その事を理解してからはやはり他のアプローチも必要だと言う事に気づきその点についても当院ではクライアントに説明するようにしております。その為、当院での初診の問診は1時間は掛かることが殆どです。

耳障りの良い謳い文句に踊らされて、同じ事の繰り返しをしない為には、今何が原因でそう言った現象が起こっているのか、そしてそれを解消するにはどう言った行動をしなければいけないかを指導してもらう事が重要だと考えます。

その為にはしっかりとしたプロセスを説明してくれる先生の下で施術をしてもらい指導を受ける事が一番の近道だと私は考えます。

今の現象で悩む事になった原因に対して過去に遡りそれが改善できる事なのか、不可能なのかによってもアプローチは変わってきます。そして何よりも本人の治そうと言う意欲、家族の協力が無ければ解決はしません。今、様々な症状にお悩みの方はそれらの事を念頭に置いてあなたが信用出来ると感じる治療家や施術家に施術を受けて下さい。それが改善への近道となります。

女性の更年期障害後の病気リスク

更年期障害になると、嫌な生理から解放されたなどと喜んでいる方も居られますが、これって単純に楽になるなんて思ったら大間違いで、今までホルモンによって守られていた現象が行われなくなってしまう事でもあります。

更年期を過ぎると、脂肪がつき易くなったり、皮膚の乾燥、毛髪の薄化や甲状腺疾患が出易かったり、癌になり易くなったり、骨が弱くなったりといった老化現象が起こり易くなります。ですがエストロゲン過多になると筋腫の原因ともなります。

これらの現象が起こる背景に女性ホルモンの働きが関与しています。

女性ホルモンのエストロゲンという物質は乳房発達・子宮や膣の発育に関与しており、他にも抗酸化作用も担っています。
酸化と言う現象は鉄の錆を想像してもらえたら良いと思います。

この酸化という現象はなぜ起こるのか・・・
我々は酸素を体内に摂りこむことで活動する事ができるのですが、この酸素を摂り込んでエネルギー産生する時に活性酸素も発生させてしまうのです。ですので、この身体が酸化する現象から逃れることは不可能に近い訳です。

そして、この活性酸素というのは正常細胞にも攻撃を仕掛けて細胞を酸化させてしまいます。この攻撃により細胞の核内にあるDNAが攻撃を受けて細胞に変異を起こしてしまうのです。そういったものが増殖して癌を引き起こしてしまうのです。

ここで先ほどお話したエストロゲンの話に戻るのですが、このエストロゲンには抗酸化作用があると書きましたが、非常に抗酸化作用が強く身体を活性酸素から防御してくれているのです。そのおかげで、身体の細胞を癌化しないように防いでくれているのです。

とはいえ、絶対癌にならないという訳ではありませんので、お間違いなく。

身体の老化や家系的に癌になり易い遺伝子を引き継いでいる可能性のある方や現状に不安のある方は、大豆イソフラボンの摂取やエクオールと呼ばれるサプリメントがエストロゲン類似効果があると言われていますので、摂取してみてはいかがでしょうか?