不妊治療のご報告

不妊治療のご報告

 

当院に通院していただき、ご指導させて頂いた患者さんから無事に出産されたというご報告を頂きました。

 

現代社会では女性の社会進出が進み、中には男性よりも多忙な生活を送っておられる方が多数おられます。このような環境の影響もあり女性の身体が子供を妊娠しにくい状態に陥っている事が多々あります。

 

不妊で悩まれている方は多数おられ、不妊治療の為に色々なクリニックに通われている方も多いようです。ある程度の年齢になると自然妊娠をする確率が下がってしまうので子宮外妊娠を選択される方もおられますが、費用もかなり掛かる上に確実に妊娠が望めるわけではないので、かなり負担になってしまいますし、夫婦関係もギクシャクするという事にもつながります。

 

不妊に悩まれているのであれば、妊娠し易い環境に持っていく事が大切です。

環境とはどのような環境にすればよいのか?

 

過度のストレスを受けない環境にすることがまず必要です。不妊で悩んでいる方で仕事が多忙であるといったケースはよく耳にします。身体に過度のストレスが掛かることで、ストレスホルモンが放出されるため、性ホルモン(エストロゲン等)の分泌が減少してしまいます。性ホルモンとストレスホルモン(コルチゾール等)は原料が同じ為、ストレス過多になると分泌量が減ります。スポーツ選手などに生理不順が多いのはこの事が原因していると考えられます。

 

そして適度な運動も必要です。妊娠しにくい原因として母体内の体温の低下が考えられます。
*あくまで適度に・・・

生理痛などで悩んでいる方は冷え性の方が比較的多い傾向にあります。冷えというのは筋肉の活動を低下させるため、思うように古い胎盤が流れ出なくなり、その分痛みが引き起こされます。その事が生理痛となり出現します。

冷えと運動?と思った方もおられると思いますが、運動する事が重要な理由として足の筋肉をつけるという意味があります。おなじみの方もおられるとは思いますが、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれる場所でもあり、下に下がっている血液を心臓に返す為にも重要な部位であります。血液の環流を促すために下肢を動かすことは重要になってきます。

尚、動脈というのは自動能がありますが静脈に自動能はほぼありません。殆ど動脈と筋肉に依存しています。下肢の浮腫みが気になる方は下肢の運動をすることで少しずつ解消されるはずです。

 

今回は不妊に対する当院なりの考え方やアプローチの一部を記事にしてみました。

妊娠するには環境づくりが大事なことは間違いないので、お悩みの方は一度環境を見直してみていかがでしょうか?

嬉しいお知らせ

新年あけましておめでとうございます。
昨年に引き続きコロナウィルス蔓延の為に自粛生活を余儀なくされている状況ではありますが、今年中には落ち着くことを願っております。

さて、今回患者様より嬉しいお知らせをいただきました。
以前、当院で不妊施術させていただいておりました患者様より、ご出産された報告をいただきました。

年齢的な部分を考えると自然妊娠は非常に厳しいとの判断をされていたので妊娠は半ばあきらめておられているようでしたが、体外受精の選択をされ無事妊娠出産をされました。体外受精でも確率はあまり高くはないのですが、奇跡的に1回の体外受精で成功されました。

当院で自身でできるアプローチ等を指導させていただき、継続して行ってくださっていました。母体の状況が悪いと妊娠しても無事に出産することは困難になります。その事もご自身にお伝えしていたので、自身で気を付けて過ごされていたことでしょう。このような情勢ですので気を遣う部分も多かったことも想像できます。

どのような症状であろうとも私どもができることは限られております。重要なのは、ご自身が自分の状況を理解して継続して自身のケアを行うことが大事です。

今回このようなご報告を受けたことを心よりうれしく思います。これからもこういった嬉しい報告が増えるように日々精進しようと感じております。

不妊対策

妊娠したいができない事には理由があります。当然の事ですが・・・。現在、施術されている方は年齢的にはギリギリのラインではないかと思われます。とはいえ、総体的に考えると、難しいレベルにはあります。

現在、可能性を高める為に母胎環境を整える事や体重管理等の指導を行っています。そして、姿勢も母胎環境に大きく影響する為、その手の指導も行っています。

根本的な問題がある場合は論外となるので、産婦人科での受診は施術前に確認する事が必要です。甲状腺、卵管の状態なども加味して考える必要もあるからです。

そして生活環境も見直す必要があります。ストレス過多な生活を余儀なくされる状況になると女性ホルモンの量も低下してしまうので、環境を変える事は必要です。

母胎環境というのは重要で胎児の住環境になるからです。我々でもそうですが、生活環境が狭苦しいと快適に暮らせますか?それと同じで胎児にとっても重要な要素であるといえます。そして、母親の食生活も胎児に影響を与える事になりますので、その辺りの指導も行っております。

妊娠しにくいというのは、卵子が精子を受け入れても、身体が受精卵を異物とみなしてしまい攻撃してしまうという可能性があります。そういった事を考えると過敏な反応を抑える事が必要になってきます。

今回のクライアントのケースでは人に触れられることに拒否反応を示す傾向があったので、人に触れられることに慣れましょうと指導しました。不妊治療と言うのは片方だけの努力では成り立ちません。やはり夫婦で協力しあう気持ちも大事です。
皮膚の敏感さは細胞間の拒否反応も起こり易い状況であると私は考えています。その為には受精卵を受け入れやすい環境づくりというのは必要ではないかと思います。

後、体温の低下は細胞の活動が低下してしまうので体温を上げておくことも重要です。その為に自宅でもお腹回りを温める習慣をつけるようにお伝えしました。

現代では不妊に悩んでいる人は多く、必ずしも上記の事だけが原因で起こっている訳ではありませんが、可能性を上げる為にも夫婦で考えてみて頂きたいと思います。