関節の痛みを起こし易い人

二月になり寒くなるかと思えば、以外に寒さは大したことない気が・・・油断しちゃダメかもしれませんがね・・・。

最近、関節の痛みで通院されている患者さんが多かったので、今回は関節の痛みについて少し書こうと思います。

関節痛と言えば使いすぎというイメージを皆様持たれていると思います。が、使いすぎと単純に片づけられない部分もあります。それは・・・

関節が痛くなりやすい人には、ある傾向があったりします。その一つが力みやすいことが挙げられます。力むことで必要以上に力が入りことになり、筋肉の緊張を生みます。筋緊張が起こる状態が長いと血管は圧迫されている状態にあるため、血液循環を悪くする要因となります。

血液循環が悪いと、筋肉を動かした際にでる体内の疲労物質の排出が円滑にできなくなり、酸化した関節液が滞留する事になります。そうなると円滑な血液循環が行われないために、関節周囲の筋肉は疲労が蓄積され続け可動域も狭くなっていきます。その為、筋緊張が強くなり可動域も狭くなり関節同士が当りやすい状況になります。それを気にせず使い続けていくことで関節炎を引き起こす要因となります。

基本、血液循環が悪くなって良いことは何もありません。身体の修復は血液が流れていくことで起こりますからね。お仕事などで物をもつことが多い仕事の方は特に注意してください。

後、もう一つの傾向として女性が多いです。特に更年期を境に起こる方が多くみられます。その理由は何か?

更年期を境に女性の場合は女性ホルモンの分泌量が劇的に減り、それが関係していることが多々あります。

女性ホルモンというのは強い抗酸化作用があり身体を守ってくれています。その事で更年期が来るまでは起こらなったような身体変化が起こりやすくなります。
その女性ホルモン量が減るわけですから、体内で発生した活性酸素除去能力は低下します。そして先ほどお話した関節液の滞留ですが、ここに活性酸素が発生し悪さを仕掛けてきます。その事で関節に痛みを誘発させ結果痛みに悩まされるということになるのです。更年期の傾向があると思うのであれば女性ホルモンの代わりになる様な物を取り入れることも選択肢に入れても良いと思います。

少し関節の動きが悪いなぁと感じている方は早めに対処する事をお勧めします。
自身がリラックスできる状況にすることが防止する事にもつながります。

呼吸を整えることで、少し力むことを減らすことが出来ます。作業に取り組む際にはその事を意識するだけでも変わってくると思います。そして身体を冷やさないこと。身体が冷えると血管が収縮する為、血液の流れが余計に悪くなりますので、しっかりと冷えを防ぐようにして下さい。お風呂にしっかりつかる事もお勧めで、指などであれば入浴時にストレッチをしてあげると良いですね。

もし時間的に余裕があるのであれば軽い運動などを週に数回出来たら健康の為にも良いと思いますので、出来る方はぜひ試してみてください。

 

 

ようやく不具合が直りました

色々とサーバー接続がおかしくなってお手上げ状態だったのですが、業者さんにお願いして直してもらえました。

今回、NMNなるサプリメントのことについて書こうかと思います。

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
ビタミンB3に含まれる成分で体内でも生成されている物質のことです。加齢とともに減少すると言われております。

NMNが体内に及ぼす効果として
サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化
睡眠の改善
エストロゲン値上昇
ミトコンドリアの活性化
代謝アップ等の効果が期待されています。

NMN成分を含む食品に枝豆、ブロッコリー、きゅうりが上げられます。

NMNはNAD+(ニコチンアミドアデニンジスクレオチド)の前駆物質
NADが体内に多くある方が元気で健康でいられるが、加齢と共に量が減少しいき老化が進行していきます。
(+とは酸素と結合し還元されること-とは酸化することと解釈します)
体内でもNADは生成されます。トリプトファンとビタミンB3(ナイアシン)を基に作られサーチュイン遺伝子の活性化につながります。

枝豆、ブロッコリー、キュウリなどに含まれますが、100mgのNMNを摂取するには約40kgの摂取が必要な為、食物として摂りこむには無理があります。となるとサプリメントでの摂取が効率的と考えられます。全てのサプリメントに言える事ですが、本来は食物から摂取することが一番望ましく圧倒的に足りない時に摂取するのが良い使い方だと私は考えます。

 

NMNがNADに変換されサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)と結合し活性化させます。サーチュイン遺伝子は脳の視床下部に多く存在し、若返りの遺伝子とも呼ばれているようです。

人は7種類のサーチュイン遺伝子を持ち、NADはすべてのサーチュイン遺伝子を活性化させます。若返りに効果があると言われる理由に糖や脂肪の代謝に関与し、ミトコンドリアを元気にして年齢と共に低下する代謝をあげる効果が見込めるという意味のようです。ただ、ミトコンドリアを元気にするということですがどの程度元気になるのか気になりますね。ミトコンドリア活動量を増やすのであればALAでも良い気がしますがどちらの方が効果を感じれるかは人それぞれということで。

年齢と共に増加するCD38と呼ばれる糖タンパクがNADを分解する為、加齢とともにNADが減少していく。

NADでなくNMNでの摂取とするのは、NADの状態だと分子が大きすぎるため、分子量の小さいNMNの形で摂りこむ方が体内に取り込まれ易くて理想的なため、NMNサプリとして販売されているようです。

ちなみに若い人では効果が薄く、30代以下の方が飲んでもあまり効果を感じる事が少ないそうです。

どの程度の効果が期待できるかは分かりませんが人により効果があると言われている人もいますし、興味のあるかたは試されてみてはいかがでしょうか?

ワードプレスの不具合

3月以降、原因不明の不具合が生じており、全然こちらの方にアクセスできない状態でした。

何とか、リカバリができたので、引き続きブログ掲載再開していきます。

 

夏の暑さもいつまで続くのやらという感じですが、皆様いかがでしょうか?

さてさて、私の実体験を今回載せていきたいと思います。

私、趣味で柔術をしておりまして、1年ほど前に柔術の練習中に膝を捻じってしまい、現在も痛みが残っている状態であります。このような職業についている身でありながら、いまだに痛みが残っている状況です。

その日の状況により痛みは違いますが、ほぼほぼ痛みのない日はありません。おそらく靭帯も痛めているような感じです。整形で検査したわけではないので確定はできませんが、ほぼ間違いないと確信しております。

とはいえ、日常生活ではほぼ困ることないレベルですので納得しております。練習をしなければ、殆ど困ることもないので。

関節を痛めるとサポーターを勧めるのですが、サポーターを付けるとその時は楽になりますので、フィットするものを提供すると大変喜ばれます。しかし、激しいスポーツになるとサポーターがかえって害になるケースもあります。

サポーターというのは関節を圧迫して動きを制限するのですが、筋肉組織も圧迫するため、血液の流れも圧迫させます。当然、激しいスポーツになると汗も大量にでるのでミネラル不足が起こります。そうなると、筋肉の活動に無理が生じてきて部分的に血液不足が起こります。その事で筋緊張が高まり足が吊るといった現象を引き起こしてしまいます。

足が一度吊ってしまうと、また引き起こす確率が上がるので注意が必要です。このことから もし、激しいスポーツ等でサポーターを着用されている方はこの時期は汗の量が多くミネラル不足になりやすいので特に気を付けてくださいね。

もみ返しの考え方

もみ返しの考え方について

 

世間では「もみ返し」といった事がよく起こるといったお話を伺う事がありますが、このことについて今回お話させて頂こうと思います。

 

当院でも施術を行った日、若しくは次の日に倦怠感が現れる事が多々あります。

この倦怠感、痛み増強といった事がなぜ起こるのか?恐らく疑問に思われた方が多数おられると思います。場合によっては余計に悪くなったと思うケースもあるでしょう。そして実際に筋線維が痛んでしまい痛みを誘発しているパターンも少なからず考えられます。
*この辺りの誤解から整形外科で整骨院が嫌われる原因を作っている事もあるでしょう。

 

さて、ここで少し話は変わり、「好転反応」という言葉を聞いた事はないでしょうか?

「好転反応」とは文字の如く良くなる事で身体に起こる変化を指します。我々からすると悪くなる筈のない行為を行って痛みが増強するケースがこの「好転反応」に当たります。

 

クライアントからは不満を訴えて来られる場合もありますが、大抵の場合翌日には解消しており、負傷時よりも良い状態になる場合がほとんどです。稀に痛みが継続するケースもありますが、大抵は緩和しております。

 

「もみ返し」と「好転反応」の違いは施術して数日後に良くなっているか?改善してないかの違いの為、クライアントからすれば後日様子を見てみないとわからないのが現状だと思います。何らかの検査器具を使ってこのような状態を医学的に診断することは現代医学では不可能と思われます。

 

当院なりの考え方で「もみ返し」が発生しない方法で対応しており、今のところそういった部分でのクレームをいただいた事はありません。

 

では、「もみ返し」症状が起こる理由について考えてみましょう。

「もみ返し」というのは、筋肉が微量に損傷している状態を言います。筋線維が強い刺激により押しつぶされてしまい、切れてしまいます。

*肉離れはもっと広範に損傷されて切れている状態をさします。

 

筋肉組織が損傷することにより、損傷部に体液が集まり損傷部位を修復させようとします。その修復反応を「炎症」と呼び、この状態を一般的に「もみ返し」と呼んでいます。当然、損傷しているので痛みが続くことはあります。酷くなると一週間くらい続くこともあります。

 

一方、「好転反応」でも倦怠感や痛みが現れる事が多々あります。これの原因は何なのか?

血行不良を起こしている箇所というのは、血液循環が悪くて血液の流れが悪くなっている場所なのですが、普段から血液の流れが悪いと、血液量が一気に増える事で血管抵抗が上がります。その事が倦怠感や痛みとして体感してしまうのです。

 

例えば、コップに水を入れます。容量が少なければコップに全部入りますが水が多量になるとコップでは受けきれなくなります。そして溢れた水は外部に何らかの悪影響を与えます。それと同じで普段から少ない量で済んでいるとその少ない量で身体は対応しようとします。そうなると無理がかかる為、身体に何らかの形で負担をかけてでも対応しようとします。そのしわ寄せが血管にかかる訳です。

 

受けた施術に対して、患部の痛みが増す為かえって悪くなってしまったと誤解して不信感を抱く方もおられますが、実際は良くなっている事も多々ありますので、良いか悪いかは当日だけの判断ではなく、数日の様子を見ていただくことが大事かと思います。

 

自身が通院されている施術所でこのように感じたことのある方はこの事を認識して施術を受けていただくことで見えてくることもあると思います

新しい治療器具

早い物で気付けば、もう年末・・・。

昔の人は12月を師走とはよく言ったものだなぁと感じております。私自身は最近何かと気忙しい生活を送っております。

年末ということで・・・突然ですが
皆様にとって良い年をお迎えできますように心よりお祈り申し上げます。

さて、今回は新しい施術器具を導入したので、その事について書かせて頂きます。

これが、今回導入させて頂いた治療器具なのですが、パッと見は子供が遊びに使うボールのようなイメージなのですが、実際に持つと結構な重みもあり、何も知らずに持って驚かれる方が多数おられます。

感触は表面はゴムなので非常にソフトな感じなのですが、重みがある分、人の指の感覚に近い圧を与える事ができます。クライアント数人に試してみたところ指と違い円型の為、刺激もソフトなので痛みに敏感な人もあまり苦痛なく刺激を与える事ができるので、敏感な人から感想を聞いてみたところ、部位にもよりますが指で刺激されるよりも良いという声を多数いただいております。

過敏な体質の方というのは施術を受ける段階で筋緊張を起こしているのですが、これを使ってから施術を行うと、表層筋が緩むのか施術を行いやすくなります。

色々な施術器具がありますし、それぞれの良さというものがあるのですが、この「丸重くん」は過敏体質の人に是非試してみて欲しいですね。

特に緊張の強い人に試したところ、顕著に変化が見られたので疲れが取れにくい人は試してみて欲しいですね。

今後、患者さん限定で販売も検討しておりますので、是非とも一度体感していただきたいものですね。ご家族にしてあげるのはもちろん、ご自身のケアをするにも優れものです。圧が自身で調節もしやすいので扱いやすいと思われます。

今後は当院の施術にどんどん摂り込んでいく事になると思いますので、良い結果につながるように技術を磨いていきますね。

では、最後に・・・

皆さま今年一年ありがとうございました。来年も何卒宜しくお願い致します!

年末年始のお知らせ

今年も残すところあと少しとなりましたが、今年もコロナ騒ぎの延長であっという間に時間が過ぎた感じが致します。人それぞれ感じ方は違うとは思いますが数年前の年末年始のイメージは少し様変わりしている気がします。

年末年始の営業ですが、12/30~1/3までのお休みをいただく予定となっております。
施術をご希望の方は直接院の方にお電話ください。メールによる受信は通信状況の不具合が生じているため早急な返信を出来かねますので、お電話にてお問合わせくださいますようよろしくお願いします。状況により祝日、夜間の施術も行いますので、番号通知にて遠慮なくご相談ください。

今回はメンタルによる不調について書いていこうと思います。色々な考え方もあると思いますが、あくまで私の私見であることを先に述べておきます。

人と人が関わる事で少なからず、考え方の相違であったり育ってきた環境により摩擦が起こりやすくなります。人の数が増えれば増えるほどそのリスクは高まります。

そして忍耐の閾値も人それぞれ違います。その閾値の高低差により心身の状態も変化していきます。

忍耐の閾値というのは育ってきた環境や遺伝性、神経・ホルモン・脳の機能により差が生まれてきます。

最近、病院での診断などでも「ストレスが原因ですね」といった診断を受ける事が増えているように感じますが、患者目線からするとそれで片付けるか!という方の気持ちも理解できます。でも、簡単にいうとその通りなのです。

それだけストレスが身体に受ける影響は非常に大きく様々な不調を招きます。

例えばストレスで胃潰瘍がなぜ起こるのか?胃潰瘍というのは胃の中に潰瘍ができる症状ですが、身体的に胃酸が出過ぎて起こっています。

胃の中は酸性なのですが、通常時は胃の中にあるムチンと呼ばれる粘液質により守られているのですが、ストレスが掛かると胃酸が出過ぎてしまい対応しきれなくなり胃に穴をあけてしまい潰瘍を作ってしまいます。

あくまで一例ではありますが、ストレスが起因するものは症状はこれ以外にも沢山あります。そして体表面にも影響を与えます。

楽しいこと嬉しい事があった時、顔はどうなっていますか?大抵の方は目線が上がっていると思います。逆に辛い事や悲しいことがあった時の目線は下に向いている事が多いと思います。目線が下がるという事はうつむき加減の体制になっているハズですよね?

その体制が長期間続くことにより、腰痛や肩凝り症状を引き起こすことになります。もし、慢性的に肩凝り腰痛に悩まされている方はご自身の環境にも一度目を向けてみてはどうかと思います。

また、なんとか現状を改善したいがどうすれば良いのかとお悩みの方はご遠慮なく一度ご相談ください。

 

股関節痛が治りました

お知らせなのですが、お問合わせフォームでのご相談は届かないことが頻発しておりますので、ご相談の方は当院までお電話いただきますようにご協力お願いいたします。

先日、当院に股関節の痛みでお悩みの方が来られたので今回は股関節に関して書かせて頂きます。

股関節の痛みというのは比較的女性に多いのですが、これには理由があり女性と男性を比較しますと、関節のはまり込む関節窩と呼ばれる穴があり、そこに大腿骨の骨頭がはまり込み股関節を安定させています。この関節窩が男女で比較すると女性の方が穴の部分が浅く、安定度は男性の股関節の方があります。そういったことから、股関節が堅いのも男性の方が堅い傾向があります。

さて、この股関節ですが、具合が悪くなるというと股関節を捻じったりして起こることが原因というパターンが多いのですが、かなり可動域のある関節なので膝や足首と比較すると捻挫を起こすリスクは低いと考えらえます。よほどの強い衝撃でなければ起こりにくいと言えます。

では、痛くなる理由は何か?

股関節が下からの突き上げが強くなる事で関節の摩擦が増えます。大腿骨が骨盤を押し上げるイメージですね。そうなると股関節の関節窩に当たる衝撃も強くなる為関節への負担が増えます。そうなると寒い時期になると筋肉の収縮の関係もあり痛みが起こりやすくなってしまいます。

実際、人の身体は丈夫に作られているので若いうちはちょっとした衝撃では痛みを感じたりという事はあまりないと思います。ところが年齢を重ねる事でそういった負担も蓄積されていき痛みが出現してきたりします。

同じような年齢にしても、人により負担度は変わってきます。筋肉量、体重も重要な部分でもありますが、歩き方というのが非常に重要な部分だったりします。どれだけ体重が軽くとも歩行に悪い癖があると股関節にかかる負担は強くなる為、痛みは誘発されやすいと言えるでしょう。

もし、今も股関節の痛みで悩んでおられる方が、身の回りに おられる方は一度自身の歩き方に注意してみて下さい。少しでも痛みがあったり違和感を感じるようであれば、一度、専門家に相談してもらう事をオススメします。

 

 

 

 

 

痛みの波及

痛みの波及

身体の一部を痛めると人は自然と庇う姿勢をとろうとします。その結果、身体の歪みをもたらします。

例えば、足首を痛めたとします。

・足の動きをカバーする為、反対側に体重を掛けて負担を減らします。

・痛めていない方でカバーする為に、関節にかかる負担が通常よりも多くなります。

・痛めている方の損傷部位の周辺筋肉は通常よりも疼痛緩和肢位を維持する為に使用頻度が減る為、筋力低下を起こします。

・痛めていない方の関節(足首、膝、股関節)の弱い部位に過重が強くかかり痛めやすくなる。

・歩行に偏りが現れ、骨盤の歪みや首の歪みの原因にもなる。

 

足首の捻挫を起こすと、単純にこれだけの影響が出るリスクがあります。

しかも足首というのは全体重の負担を受けている為、この部位を痛めると後々、尾を引くので早めの処置を行う事が賢明と思われます。放置期間が長引けば長引くほどこういったリスクがあることはご理解していただけると良いと思います。そして何より姿勢が悪くなることで身体の不調を招くリスクが高まる事は意識しておいた方が良いでしょう。

 

大きな筋肉ほど大きな力を発揮できる。

何らかの損傷で指を痛めたとします。そうなると周囲の筋肉がそれをカバーするように働くのですが、損傷した部位よりも大きな筋肉で損傷した部位の筋肉をカバーします。これも当然の話で小さな筋肉が損傷しているのに小さな筋肉で補助すると最終的には補助している筋肉も損傷させることになります。その為に、大きな筋肉で補助するようになっています。

この補助している筋肉も損傷部位の修復が進まないと筋肉に負担が掛かり、最終的に痛みを引き起こすことになります。これが痛みの波及です。この痛みが波及すると厄介な事に、他の部位にも広がり肝心の原因の元になっている部位が分からないといった事になってしまいます。

:ぎっくり腰などになると、痛みが強すぎて周囲にも痛みが波及して患部が分からなくなります。

痛みのある部位に注目しがちですが、この根本原因になっているところが不明であると、対応が分からないので、同じような生活を送ると、また同じことを繰り返すことになります。

また損傷した部位というのは、疼痛緩和肢位を自然と取ろうとするので、動きは極力少なくなります。長い期間その状態が続くと血流が悪くなります。損傷しても期間が短い間というのは少しでも早く修復させようとするため、血流が盛んになりますが、長期に及ぶことで徐々に血流を良くしなくても身体は大丈夫とみなし、血流は少しずつ緩やかになってきます。そうなることで患部の修復は遅延し、すっきりしないといった事が続きます。

 

血流が悪いことのリスク

ここで少し話は逸れますが、筋肉というのは酸素をエネルギーとして動くことができますが、その酸素の供給を行っているのは血液です。血液が流れないことで筋肉も十分な活動を行えなくなってしまい、損傷した部位を修復することが出来なくなってしまいます。

良く、ケガをしたときは冷やせと言いますが、あれは身体が早急に修復させようと血液を大量に流すため、発痛物質が分泌され痛みが強くなる為でもあります。その為、場合によっては修復を早める為に敢えて血流を高めるという荒療治を行うケースもあります。

筋肉というのは、血流を促進させるのに重要な役割を担っています。静脈とリンパ管というのは自動能が殆どなく、血流は筋肉に依存しています。その為に下腿部の筋力が低下すると浮腫みが起こりやすくなります。その為、筋力低下を起こすと血液が心臓に還りにくい為、静脈瘤が出来やすくなります。ひどくなると美観が悪くなるだけでなく頻繁な倦怠感、こむら返りの原因ともなります。

今回のブログで一番お伝えしたいのは

・ケガをしたら早めに処置をしないと弊害が生じることがある事。分からない時は専門の人に指示を仰ぐ。放置しない。

・血流が悪いと修復が遅れる事。

・筋力低下は血流低下を起こしてしまう事。

これらのことを日常生活で意識すると、予防にもつながるので、是非意識してみてください。

 

 

 

お知らせ

今回は二点ほどお知らせしたいことがございますので、その事についてご連絡させていただきます。その前に・・・

皆様、コロナウィルスが猛威を奮っておりますが、どのようにお過ごしでしょうか?

中々、コロナ蔓延前の状況に戻るにはまだまだ時間がかかりそうですね。

ワクチン接種の方もちょっとてこずっている雰囲気で、落ち着くには後何年かかるのかなと不安に思っている方も多い事だと思います。

私も色々と考えた上で先月から今月にかけて2回のワクチン接種を終えました。事前情報通り、熱と倦怠感に襲われましたが何とか2日程度で症状は収まりました。全員が出るわけではないですが、結構な確率で副作用がでるようなので、接種予定の方は少し余裕を持ったスケジュールで行動される方がいいですね。

ワクチンを打つことが良い事かどうかは人により状況も違うので一概には言えないです。まだ、このワクチンが出来て何年もたっている訳ではないので、今後どういった影響が出るのかは未知数でもあります。ただ、自己責任なので良く考えて打つべきですね。未成年に関しては親の意向が大きく影響するとは思いますが。

何にせよ、早く収まる事を日々祈っております。

まず一点目のお知らせ

最近、サイト経由でのメールに不具合が生じており、連絡が取りにくいケースが何度も発生しております。その為、お返事が遅れることが非常に多くあります。

大変お手数ではありますが、お問合わせに関しては

 

うめたに施術院 HP

https://umetani-sejutsuin.com/

 

にアクセスしてから直接院にお電話いただけますようによろしくお願い致します。営業時間内であれば私かスタッフが対応させて頂きます。出なくても着信さえあればこちらから常識的に問題のなさそうな時間帯に、こちらから掛け直しさせてもらいますので、留守の際はしばらくお待ちください。

 

二点目のお知らせ

この度、頭蓋仙骨療法のスクールを始動させることになりました。私が施術を行う際に開業前より取り入れている技術の一つなのですが、もし興味のある方は

 

頭蓋仙骨療法スクール生募集

https://craniosacral-umetani.blogspot.com/

にアクセスしていただき詳細をご確認ください。今後は頭蓋仙骨に関連する症例や情報はそちらのサイトに掲載していきますのでご興味のある方は一度覗いてみてください。

 

PS. 私事ではありますが、先日親知らずを4本抜き人生初めての入院を体験してきました。全身麻酔というものも初めて体験しましたが、気が付いたら終わってベッドで寝ていました・・・。恐怖感がある人には全身麻酔というのは画期的なものだなぁと思います。3週間ほど経ちますが、いまだに奥が痛くて口が空けにくいんですけどね(;´・ω・)

 

 

 

 

手のしびれの原因

今回は先日、当院に来院された患者のケースで痺れが収まったお話をさせてもらいます。

 

手の痺れの原因で整体や病院に頼って来院される方は沢山おられます。

痺れと一口で言っても色々な出方があり、必ずしもすべてが同じ原因ではありません。

 

第一選択肢として病院に行く方が多いと思いますが私自信この選択は間違いではないと思います。痺れ方にも色々なケースがあり一筋縄でいかないことが多々あります。そして心臓や脳血管が原因の重篤なケースもあり得る為、気になるのであれば、まず病院で原因をはっきりさせた方がいいでしょう。その上で解決しない時に整体などを頼ってもらうのが安心ではないかと私は思います。何より痺れを放置することで重篤なことになることもあるので軽く考えずに早めに何らかの対処される方がいいでしょう。

 

今回の患者さんのケースでは、手が痺れて力が入りにくいという症状で相談を受けたのですが、厄介な血管系の持病をおもちで、薬も処方されており毎日薬は欠かさず飲まれています。手を握ってもらうと左右差があり、明らかに左の握力が弱っていることが確認できました。病院にも相談されたそうですが、薬の副作用でしょう。という事で片付けられたようです。以前にも同じようにそういったことがあったようですが、知らないうちに収まっていたそうで最近まであまり気に留めていなかったようです。

 

ところが、最近になって症状が続き、握力が入らなくなり、仕事にも支障をきたしているというお話を伺い、何とか改善方法が無いかと当院にご相談にされました。最初は首に問題があるのではないかと思い首へのアプローチを行ったのですが、施術後すぐは少し楽になったようですが・・・。

 

実際、首から腕の支配をしている神経があり、ちょうど首と背中の境目辺りから出ています。他にも首の側面にある斜角筋と呼ばれる筋肉が原因になっていたりします(代表的なものに斜角筋症候群と呼ばれる症状があります)。それらが圧迫を受けて痺れが出現するケースもあります。悲しいことに今回の場合は帰る頃には、再度痺れが出現し握力も入りにくい状態に戻っていました。

 

よくよく話を伺ってみると、他の部位にも痺れが起きているらしく同側の足先にも痺れが出ているとの事でこれは首だけの問題ではないと思い、日常生活のことも少し伺ってみると、普段から貧血気味で食事量も少なく肉類の摂取が少ないことが分かりました。そして倦怠感ややる気が出ないなどの状況らしく、仕事のストレスかもと本人は訴えておられました。

野菜中心の生活になると、ビタミンB群の不足を招きやすく、身体に様々な弊害をもたらすことがあります。菜食主義の人は栄養不足になり易いようですが、そういった方も多数おられるのでどうなのでしょうかね。

 

それはさておき、ビタミンとは何なのか?

その事からお話しますが、体内で作ることが出来ない外部から摂取しなくてはいけない栄養素をビタミンと呼びます。よく耳にするビタミンCなども人間は体内で造ることはできません。その為外部から摂取する必要があります。普通に食事していたらビタミンCは多種多様な食品に含まれているので、さほど困る事はありません。摂りすぎても水溶性の為、体外に排出されます。ビタミンB群も同様に偏った食生活、何らかの内臓疾患及び手術による切除などしていない限り不足することはほぼありません。

 

では、先ほどの痺れの話に戻りますが、もしかして末梢神経に血液が流れにくい問題があるのではと思い、栄養素に着目しました。ビタミンB群の栄養素の中でビタミンB12と呼ばれる物質があります。このビタミンは赤血球の合成に関与しており、足りなくなると正常な赤血球を生産出来なくなり、貧血の原因にもなります。他に神経の働きが正常に行われるように作用してくれているのですが、不足することで神経線維が傷ついたりして正常に働きにくくなってしまい、痺れといった症状を引き起こします。そして、重篤になると記憶障害、鬱、疲労、食欲不振、体重減少といった症状も現れます。

 

上記の可能性を考えビタミンB12を含有しているサプリメントおよび医薬品を摂取するよう患者さんにお願いしました。すると、翌日から感覚が戻ってきたようで前日よりはかなり緩和したとのことでした。腕が動かないと仕事にかなり支障をきたすことになるので患者さんは感謝されていました。施術の効果よりもサプリメントで効果が出たことは私的には微妙な気分でしたが、患者さんが楽ならばそれが一番大事なので。

今回、栄養素を補充することで改善したので、普段の食事をもう少しバランスよくしっかり食べてもらうようにお伝えさせてもらいました。

栄養素は基本的には良く噛んで食べ物から摂取するのが一番です。どうしても足りない栄養素を補うためにサプリメントを利用するのは良いのですが、それがメインになると身体にかえって負担になるケースもあるので、あくまでバランスの良い食事をとるように心掛けた方が良いでしょう。サプリメントや薬に頼りすぎると肝臓に負担をかけてしまうので良いことではありません。あくまで基本は食事で補う意識を持つようにした方がいいでしょう。

 

ここで少し栄養素のビタミンBについてお話させていただきます。

ビタミンB群というのは水溶性であり体内で供給過多になった分は体外に排出されます。ビタミンBのサプリメントを摂ると尿の色が鮮やかな黄色になります。他のビタミン類と違い種類が多く、数種類に分けられます。以下に簡易で説明させていただきます。

 

ビタミンB1:糖代謝、疲労回復に効果。特に糖代謝に重要な役割を果たしており、不足することで糖の分解が上手くいかず、脂肪に変換されたり、脳に糖が行かないのでイライラやストレス、疲労感を感じやすくなります。豚肉に多く含まれます。

ビタミンB2:脂質の代謝、不足することでニキビ・吹き出物・口内炎など皮膚のトラブルを引き起こす要因になります。卵に多く含まれます。

ビタミンB3:(ナイアシン):体内で合成することができることがわかり、ナイアシンと呼ばれるようになりました。アルコール分解に関与しており、二日酔いが改善されます。カツオに多く含まれます。

ビタミンB6:タンパク質をアミノ酸に変換したり、皮膚炎を予防したりするのにも関与している。マグロに多く含まれます。

ビタミンB12:血球の合成、神経のコントロールに関与。牛レバーに多く含まれます。

ビタミンB5(パントテン酸)脂質代謝に関与。ダイエット中はしっかりと摂取すると良いでしょう。善玉コレステロールが合成され易いので、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB7(ビオチン):コラーゲンの生成、頭皮の血行促進、皮膚粘膜の健康を保つ効果。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB9(葉酸):主な仕事はビタミンB12と共に血球の合成を行う。遺伝情報にも関与。鳥レバーに多く含まれます。

 

といったようにビタミンB群の摂取は健康に欠かせない物質であることはご理解いただけたと思います。人により好き嫌いの関係で食べにくい物もありますが、他にも上記の栄養素を含んでいる食品は多数あるので、強くこだわる必要はないと思います。

特に美容やダイエットには欠かせない栄養素であることはご理解いただけたのではないでしょうか?普通にバランスの良い食事を摂っていれば通常は枯渇することはほぼないのですが、偏った食事を続けていると、こういったことも引き起こしてしまうので、ダイエットなどをして食事制限等を行っている人はこういったリスクも考えて食生活を送るように気を付けてください。