外気による身体への影響

暑くなってきたなぁと思い、気が付けば梅雨になってました。
コロナの影響か感覚が例年と違う感覚になっております。
天候が不安定になることで体調が悪くなる方が結構この時期におられます。こういった時に調子が悪くなる原因について今回は書いていきます。

天気予報等で低気圧とか高気圧という言葉をよく耳にすることがありますが、これってどういう意味かお判りでしょうか?

気圧が高い状態→外部から圧力がかかっている状態
気圧が低い状態→外部から圧力があまりかかっていない状態

と思ってください。

外部から圧力がかかっているということは、大気で押さえつけらえている状態な訳ですが、外部から圧力がかかっていないということは、自由な訳です。
自由といえば響きは良いですが、これって身体がだらけた状態になってる訳です。当然、筋力の弱い人はもろにこの影響を受けてしまいます。

その為、普段から関節に不調を感じている人などは、こんな時に体の不調を感じやすく痛みが増したりするのです。
そして、血管も圧力が減るので血管は膨らみ血液は流れやすくなります。一見血液が流れるのは良い感じがしますが、普段あまり流れることがない血管に血液が流れ込むことで倦怠感を引き起こしたりします。

脳に行く血液量も急に増えることで、血管が拡張しすぎてしまい痛覚受容器を刺激してしまい痛みを誘発してしまうのです。特に体に冷えを感じることが多い人に良くこの兆候が見られます。

こういった時の不調を少しでも緩和させるためには、普段から下肢を動かすことを意識して、一気に血液が流れても影響を受けにくい状態にしておくことが予防につながります。血液は重力に従って下に落ちやすいので、少しでも心臓に血液を戻すには下肢の筋力をある程度維持することが必要です。

運動不足を感じている方は、外に出て少し30分程度でも姿勢を意識して歩くことを習慣にすると良いかもしれません。
*膝に痛みがある方や、腰の痛みがある方はかかる付けの医師や専門家に相談してください。