来客

先日、川本治療所の患者さん及び川本療法の生徒さんでもある、サマンサさんが来られました。

サマンサさんは掌蹠膿疱症、リウマチ、橋本病などに長年悩まされて川本療法に巡り合い、症状を改善された方なのです。

症状が酷い時の画像を拝見させて頂いた事もありますが、本当に苦しまれていたことが良く分かりました。現在はご自身の努力もあり、寛解状態を維持出来ているようです。ご興味のある方は一度、ブログの方を閲覧下さい。
アドレナルセラピスト サマンサブログ

同じような疾患のある方への希望になると思いますので、覗いてみてください。

頭痛は治る?

クライアントさんのお話を聞いていると、頭痛が良くおこると訴えている方が沢山おられます。
施術を行うことでその時は改善されますが、月日や時間が経過すると同じように頭痛が発生したりします。

これは、どういう事かと言うと、根本的な部分が欠けているから再発するのですが、この根本部分というのは人により違います。継続した頭痛の改善を望むのであればご本人の努力が必要になってきます。

生理の影響による頭痛であれば、それに見合ったアプローチ。食生活からきてるのであればそこに対する指導。体液循環の影響による頭痛であれば体液循環を促すアプローチ。骨格の歪みによる頭痛であれば歪みを矯正もしくは影響を少なくするアプローチ。ウィルスによるものであればそこに対するアプローチ。筋肉の過緊張によるものであれば筋肉へのアプローチなどといったように単純に頭痛といっても、上記のように頭痛を引き起こす要因が沢山あるわけです。中にはこれらが複合しているケースもあるので更にややこしくなります。

頭痛というのは基本的には頭に流れる血管が拡張し痛覚受容器を刺激する事が原因で引き起こされるのですが、この拡張を収縮させたりすることで頭痛を鎮めることができます。薬を飲むことでマシになるのはこの拡張作用を抑制するからなのです。

上記したように様々なケースでの頭痛がある為、頭痛を真剣に根本から治したいと思うのであれば、こういったメカニズムをしっかり説明し、指導してくれる施術者・ドクターに相談することが一番の早期改善につながります。

ダイエットについて

仕事柄、痩せたいという要望を聞く機会が多いのですが、痩せるといっても極端に痩せるというのは正直目標が遠すぎて挫折する原因になってしまうと思います。例えば、体重100kg近い人が体重40kg台の人を目標にしても難しい物があると思うんです。長い目で見た目標としては良いと思いますが、大抵の方は挫折するのが目に見えます。
現実的に可能な部分に目を向けると、1~3kgの体重を減らすことから挑戦する事が良いのではと私は考えます。目標を実現可能そうな数値にもっていくことが成功体験につながり、脳からドーパミンが放出され、やる気にもなります。はなから無茶な設定にするのはこういった意味からもオススメしません。
*ドーパミンは神経伝達物質の一種で快楽・意欲等に作用します。

後、その人の今の体型を生かした身体作りも大事だと思います。元々、遺伝子的に痩せ体系の人もいればポッチャリ体系の人もいる訳です。遺伝的というのを変えるのは至難の業で、細胞レベルで考える必要も出てきます。親子で骨格が似てくるのは遺伝的要因が強いです。そして食生活も同じものを食べる事になる為、似たような体型になります。

私の持論ですが痩せるという事よりも筋肉を付けるという感覚を付ける方が大事な気がします。例えば、「二の腕が太いから細くしたい」といった場合であれば、腕立てやストレッチを行うだけで解決することが多々あります。それはなぜか?筋肉がたるんでしまいそこに水分が溜まり、腕を太くしているといったように、パーツ単位で考えれば身体を引き締めるだけで解決する事もあります。
ただし、筋肉を付けると比重が重くなるので体重増加に繋がります。

体重というのは、あくまで自分の目方であって健康の指標ではないです。どんなに体重が少なくても筋肉がなければ大問題です。ですので、単純に体重の目方を基準にしないように気を付けてください。

私がお勧めするのは、今の体型を生かした筋トレを行い、メリハリのあるカラダに変えて行く方法です。今ある体型の一番気になる部分にクローズアップしてそこをどうやって鍛えていくかを探して、自分にあったやり方で鍛えていくことが結果ダイエットに繋がって行くはずです。そして、今の自分の姿勢を変えるだけでも見え方は随分変わってきます。どんなに体重が減っても健康的に痩せないと意味が無い事は忘れないように。

後、気を付けないといけないのは食生活です。どんなに健康的に運動をしていても身体の栄養になり難い食品や酸化したものを摂取していては無意味です。特に時間経過した油を使用した食品は避けるに越したことはありません。あれは過酸化脂質の塊です。血管を老化させる原因となりますので、ご注意を。

皮膚の過敏さ

発達障がいの人は、皮膚感覚の敏感な方が多く、他人に触れられるのを嫌がる傾向があります。
触れようとすると、拒否することや身体を捩って逃げようとすることが多々あります。

以前から、当院に通院されているクライアントさんでそういった反応を示していた方がおられたのですが、最近変化が出てきており、触ることに対する抵抗反応が薄くなり、以前では嫌がっていたようなアプローチも可能になってきました。
本人が一番悩んでいた友人関係も以前と比較し過ごし易くなっている様子でした。学校生活も比較的送り易く来ているようです。私自信がお伝えしたことをして下さっているようです。サボっている事も多いようですが・・・。

安心はできませんが、楽になってきているのはご本人ご家族の努力の賜物だと思えます。

皮膚感覚が過敏であるという事はあらゆるものに対して敏感に反応し易いということが言えます。その過敏さを抑制できている影響で外部からの肉体的・精神的な刺激を少しずつ受け流すことができることに繋がっているのではないかと考えられます。

後、色々と相談に乗って頂いているドクターに言われたのは、同じような疾患をもっている方や家族との交流をもつことも大事だと。そして、そういった事に参加する事で様々な情報、気付き等が得られるので積極的に参加してみる事をお勧めします。と言われました。
私自信も確かにその通りだと思います。

実際に経験している人の言葉の方が重く、当事者でないものが言ったところで机上の空論でしかないですからね。