年末年始のお知らせ

今年も残すところあと少しとなりましたが、今年もコロナ騒ぎの延長であっという間に時間が過ぎた感じが致します。人それぞれ感じ方は違うとは思いますが数年前の年末年始のイメージは少し様変わりしている気がします。

年末年始の営業ですが、12/30~1/3までのお休みをいただく予定となっております。
施術をご希望の方は直接院の方にお電話ください。メールによる受信は通信状況の不具合が生じているため早急な返信を出来かねますので、お電話にてお問合わせくださいますようよろしくお願いします。状況により祝日、夜間の施術も行いますので、番号通知にて遠慮なくご相談ください。

今回はメンタルによる不調について書いていこうと思います。色々な考え方もあると思いますが、あくまで私の私見であることを先に述べておきます。

人と人が関わる事で少なからず、考え方の相違であったり育ってきた環境により摩擦が起こりやすくなります。人の数が増えれば増えるほどそのリスクは高まります。

そして忍耐の閾値も人それぞれ違います。その閾値の高低差により心身の状態も変化していきます。

忍耐の閾値というのは育ってきた環境や遺伝性、神経・ホルモン・脳の機能により差が生まれてきます。

最近、病院での診断などでも「ストレスが原因ですね」といった診断を受ける事が増えているように感じますが、患者目線からするとそれで片付けるか!という方の気持ちも理解できます。でも、簡単にいうとその通りなのです。

それだけストレスが身体に受ける影響は非常に大きく様々な不調を招きます。

例えばストレスで胃潰瘍がなぜ起こるのか?胃潰瘍というのは胃の中に潰瘍ができる症状ですが、身体的に胃酸が出過ぎて起こっています。

胃の中は酸性なのですが、通常時は胃の中にあるムチンと呼ばれる粘液質により守られているのですが、ストレスが掛かると胃酸が出過ぎてしまい対応しきれなくなり胃に穴をあけてしまい潰瘍を作ってしまいます。

あくまで一例ではありますが、ストレスが起因するものは症状はこれ以外にも沢山あります。そして体表面にも影響を与えます。

楽しいこと嬉しい事があった時、顔はどうなっていますか?大抵の方は目線が上がっていると思います。逆に辛い事や悲しいことがあった時の目線は下に向いている事が多いと思います。目線が下がるという事はうつむき加減の体制になっているハズですよね?

その体制が長期間続くことにより、腰痛や肩凝り症状を引き起こすことになります。もし、慢性的に肩凝り腰痛に悩まされている方はご自身の環境にも一度目を向けてみてはどうかと思います。

また、なんとか現状を改善したいがどうすれば良いのかとお悩みの方はご遠慮なく一度ご相談ください。

 

胃腸の具合

これから、暑さも軽減され食べ物がおいしい季節になってきますが、食べ過ぎてしまうと胃腸の具合が悪くなってしまうこともあります。

胃というのは、食べ物を分解して体内に吸収されやすい状態にする器官です。そして小腸で分解された食物の栄養を体内に吸収する器官です。

胃というのは交感神経が働いていることで活動しやすくなります。(この部分に関しては色々な見解もあるとは思いますのでご了承ください。あくまで、私の考えです)そして、小腸に関しては、副交感神経優位の状態で活動しやすくなるわけですが・・・

交感神経優位の時は覚醒している時、何か考えている時などです。副交感神経優の時はリラックスしている時、寝ている時です。

夜間というのは特に、成長や修復を促すためにも睡眠が必要になります。
睡眠がとれないと、便秘がちになったり、下痢を起こしやすくなるのはこのことも原因の一つです。腸内で吸収すべきものが吸収できなかったり、水分を過剰に吸収したりしています。

胃の過活動は胃酸分泌が活発になり過ぎて胃酸過多状態となります。消化液は出ているのに、食物が入らないために胃壁を傷つけてしまうので胃の痛みとなって表出します。

もし日常生活で便秘や下痢で悩んでいる方は、ちゃんと睡眠を摂れているかまず生活を見直してみてください。もし睡眠時間がとれていないのであれば睡眠を摂る時間を確保できるように対策してください。そして、日頃の生活で胃の痛みを感じやすいのであれば、緊張する状態が多くないか見直してみてください。場合によっては環境を変える事も必要かもしれませんが。

大病というのはこういったことの積み重ねが身体に負担となり引き起こされますので、気づいたら生活を変えて自身の身体をいたわってあげてください。

生理が起因する腰痛

先日、ぎっくり腰で立てないという事で来院されたクライアントさんですが、最近は重労働が多く腰に負担の掛かることが多々あった様子でした。

ぎっくり腰の時は基本、痛い動作を避けて施術を行わせて頂きゆっくりと筋緊張を解していくのですが、緊張の範囲が広すぎると中々解れなかったりします。全ての施術に言えることなのですが、緊張が強いと肝心な部分にアプローチが出来ないため、思ったような結果出にくいのです。

施術させていただき、緊張がある程度取れてアプローチすると少し緩和したのですが、まだ、痛みがあったので詳しく聞いてみると生理痛も複合していたようで、その事が今回の症状が酷い原因だとわかりました。

生理痛というのはホルモンの影響により、起こるのですが人により症状の酷さはマチマチです。聞いてみると、毎回生理痛の時は腰痛が起こり易いとの話でしたので、とりあえず初回は安静にしてもらうように指導させて頂き、後日、子宮に関連した部分にアプローチをして施術を終了しました。

翌日には嘘のように楽になったとの報告を受け安心しました。

女性の場合は男性と違い生理がある為、そういった部分も考慮して施術を行う必要があります。今回はそういったわかり易い例でした。

最近多い背部痛

ここ最近、背部痛、特に左肩甲骨から首にかけての痛みを訴えているクライアントさんが増えています。

この背部痛は決して何か運動をしてなったりしている訳ではなく、朝起きたら痛みを感じたといった事を伺います。又、同じような痛みを訴えている方が数人続けて来院されています。

この痛みの背景にあるものは何か?という事なのですが・・・

左側の背中というのは膵臓の疲弊により痛みとなって出てくることが多々あります。寝方の悪さが原因になっていると一見思いがちな所ではあるのですが、実際は炭水化物、糖質などを多量に摂取することで膵臓に負担がかかり、こういった現象となって出現したりします。

膵臓からはインシュリンと呼ばれるホルモンが出ており、そのインシュリンが各細胞に糖を運んでくれます。その作業が過剰になる事で膵臓で分泌されるインシュリンが多量に必要になる為、膵臓が悲鳴を上げてしまいます。

人間の身体というのは、防御反応という物を知らず知らずの内に行っており、悪いところを庇うような体勢をとります。わかり易い例で言えば、お腹が痛くなると人は自然と背中を丸めてお腹を守ろうとしますよね?そういった事を他の臓器に負担が掛かった時も行っています。

その防御反応により、背部に痛みが起こるといった現象が出てくるのです。もし、中々とれにくい背部痛がある方は、一度食事制限を設けてみる事をお勧めします。その事で症状緩和されたら膵臓に負担が掛かっていた可能性が高いと思われます。

右背中の痛み

背中から首にかけて最近痛みが続いており、肩が上げにくいという事で来院されました。
スポーツはされていますが、酷使するような使い方はしていないようでした。

右背部と左背部を比較すると右背部の緊張が異様に強く、右脊柱の部分一帯に強い痛みがありました。
大して酷使していない筈なのに緊張が強く出るのは内臓に関連しているのではないかと疑い、聞いてみたところ、最近、喘息とアレルギーの薬を続けて飲んでるとの話でしたので、肝臓に負担が掛かっているのが緊張の原因であったのでしょう。

そして、薬を飲むことにより体内の酸塩基平衡が乱れてしまい、身体が酸性に傾きます。それは薬を解毒する事で活性酸素が発生します。すると身体の恒常性を維持するために体内をアルカリに近づけようと身体が反応します。その時に関節内でピロリン酸カルシウムなるものが発生し痛みを誘発します。その事が良く分からない関節痛の原因となります。

この関節痛の事を偽痛風と呼びます。アレルギー症状の起こり易い季節に起こり易いので、体内をアルカリに近づける食品で予防すると良いかもしれません。クエン酸や梅干しが代表的です。

肥満症

先日、肥満体質を改善させたいというクライアント様が来院されました。

一見すると肥満になる人というのは、運動不足が原因と思われがちですが原因はそこだけでなく、食生活のちょっとした勘違いや甲状腺の働き、糖代謝の悪さ、遺伝などの要因が重なり合い現状を引き起こしている事を説明させていただきました。

問診をさせていただいたら、思っていたような問診で無かったことに驚かれていました。生化学的な事も関与するので少し難しい説明もあったかもしれませんが。

体重を落とすには代謝をあげる事が大事なのはお分かりいただけると思います。その代謝を上げるには運動をすることが必要になってきます。しかし、体重が増えすぎてしまうと動こうという気力もそがれてしまうので、そのまま放置になってしまい改善されずに時間だけが過ぎていきます。

放置することで、関節痛や心疾患のリスクを高めてしまいます。そして、何らかの疾患や怪我により入院する事になったら介助者も大変です。本人も満足できるような介助を受けられるか難しなります。そういったリスクを減らす為にも早めに対処する事が必要です。

このクライアントさんは非常に前向きに考えて下さり、何とか現状を改善しようという意志が伝わってきたので、私も出来る限り協力していこうと思っております。

今後も変化を見させていただき、少しずつでも代謝を上げる方向に向けるよう指導させていただく予定です。今後も経過をこちらの方に書かせていただきます。

背中の痛み

先日、背中の疼痛を訴えて来院されたクライアントさんですが、背部の痛みが続いており中々改善されない為、来院されました。背中を触れると、左右比較すると右の方が盛り上がっており、肩甲骨の内側付近に痛みを訴えており、他にも頚部の緊張も酷くて、よく首の辛さはなかったものだと関心しました。

日常生活においても家庭の状況でイライラすることも多いらしく、かなり生活に不満を持たれているのが感じ取れます。睡眠もしっかり摂れいないのと、腸の働きも低下しているようで、便通も余り良くない状況との事。

これらのお話を伺っていると、交感神経優位の生活を送られている事がわかりました。

一番つらいのは背中の痛みのようでしたので、右背中の周囲を念入りに施術したのですが、これがまた結構硬い。
そこで、これらの症状を改善するために薬を飲んでいないか?と尋ねたところ、結構な量を飲んでいたようで、それが原因として濃厚だという事にたどり着きました。

薬と言うのは異物であり、化学物質でもあります。それが例え漢方薬であっても身体に影響を与えるという意味では化学物質と変わりません。自然に近いというだけです。カフェインやアルコールも負担になります。そして、それらを摂取する事で肝臓が体内で分解してくれます。ですがその量が多量になることで分解することが肝臓の負担になります。

この方の場合、そういった薬の量が多い事が原因と思われたので少し摂取量を減らすようにお伝えしましたが、どうなることやら・・・