背中から首にかけて最近痛みが続いており、肩が上げにくいという事で来院されました。
スポーツはされていますが、酷使するような使い方はしていないようでした。
右背部と左背部を比較すると右背部の緊張が異様に強く、右脊柱の部分一帯に強い痛みがありました。
大して酷使していない筈なのに緊張が強く出るのは内臓に関連しているのではないかと疑い、聞いてみたところ、最近、喘息とアレルギーの薬を続けて飲んでるとの話でしたので、肝臓に負担が掛かっているのが緊張の原因であったのでしょう。
そして、薬を飲むことにより体内の酸塩基平衡が乱れてしまい、身体が酸性に傾きます。それは薬を解毒する事で活性酸素が発生します。すると身体の恒常性を維持するために体内をアルカリに近づけようと身体が反応します。その時に関節内でピロリン酸カルシウムなるものが発生し痛みを誘発します。その事が良く分からない関節痛の原因となります。
この関節痛の事を偽痛風と呼びます。アレルギー症状の起こり易い季節に起こり易いので、体内をアルカリに近づける食品で予防すると良いかもしれません。クエン酸や梅干しが代表的です。