下肢の血流と頭痛の関係

頭と足って離れた部位ではありますが、全身というのはつながっており、どこかに不調があると身体に何らかの影響を及ぼします。

頭痛がおこるメカニズムには色々パターンがありますが、今回は血流の悪さが原因で起こることについて書かせてもらいます。

頭痛が起こりやすい人で下肢の血流が悪いというパターンは結構あります。
下肢というのは、身体の一番下部に当たり、重力に従い体液の滞留しやすい場所でもあります。その部位に血液が滞留することで心臓に変える血流量は減ります。となると、全身に回る血液量は減ることになります。

頭というのは寝る時以外は動いているので大量に血液を必要としますが、全体的な血液量が少ないことで血管は収縮して全身に血液を送ろうとします。ところが、血管が収縮している状態が続くことで、血管は細くなります。

血管が細いと血液をたくさん流すことができないため、血流量が気圧の変化などで急に血液量が増えたりすると血管内で摩擦が起こり炎症が起こります。炎症が起こると発痛物質が放出されるため、頭痛を引き起こしてしまうのです。

ご自身が台風が近づいている時などに痛みが起こりやすいのであれば、普段からの血流量が少なくなっている可能性があるので、しっかりとお風呂で温めたり、足首の運動を行うようにしてみて下さい。

即効性はありませんが、普段から意識することで軽減につながりますので、ぜひ意識してみてください。