発達障害

中学生の男子の施術を行いました。

親御さんの話では、約束事が守れず間違った解釈をしている事が多々あるので、困っている様子でした。通常でも良くある話かもしれませんが頻度が多いようでその事に悩んでおられる様子でした。運動以外の学校の成績は良いらしく、得意教科に関してはいつも上位の成績とのこと。どうも協調運動が苦手な様子。

そして肝心な当事者の話を聞くと人間関係が上手に築けないことを一番悩んでいるとの話でした。発達障害の人は人間関係で躓くことが多く、知らないうちに相手を傷つける言動をしたり状況を理解せずに行動をとる傾向があるので、こういった事が起こり易かったりします。

そして感覚が敏感な傾向があり、私が触らせて頂いている間(かなりソフトな感触で)どうも本人はくすぐったいのか、身体をよじり触られるのを嫌がる反応がみられました。警戒心の表れと思われますが、過剰反応というのは非常に良く無い傾向で、過敏すぎる事でストレスを感じ易い生活を送っている事が想像できます。

ストレスを感じ易いという事は、神経伝達物質の働きが過剰になっており、関連臓器の疲労も起こしている可能性も考えられます。その関連臓器の働きが疲弊してしまうことで、体調も悪くなる原因ともなるので放置していくことにより症状が悪くなる可能性があると言う事をお伝えしました。

皮膚と粘膜というのは神経感覚が敏感な部位でもあります。その為、外部からの不快な刺激に対して迅速に反応します。危険と察知する事により、その状況から逃げる必要があるためノルアドレナリンが放出されます。そうなると分泌臓器の疲弊は起こり易くなるのは必然とも言えるでしょう。

今回の施術では家庭で出来るアプローチをお話しさせていただきました。今後の経緯も含めて再度投稿していきます。