頸椎の痛み

先日、頸椎の痛みが一か月以上改善されないということで、30代女性が当院に通院されました。
頚部の緊張強く、首を後ろに向けることが困難な状況との事でお越しになったのですが、余りにも長引いていたのでヘルニアを疑い病院でMRIの検査も受けたようです。

異常は全く見つからず、何が原因かと思い施術したところ、姿勢に原因がある事に気付きました。普段の立っている姿を見ると、首が前傾姿勢になっており、ストレートネック状態になっていました。全体的に各関節に負担が掛かっているであろう状態で、その痛みが出てる部分に負荷が大きくかかっていたようです。これは彼女の日常生活の中で首に負担が掛かることが多かっただけで、人によっては他の関節にも同じようなことが起こる可能性があります。

ストレートネックは現代人には多く見られ、スマホの普及により増えてきました。首をたれる姿勢が続くことで、首が前に傾く姿勢が続きます。その事で。常時首には負担が掛かり、酷い場合神経を圧迫することに繋がります。

その方は、その痛みで一ヵ月程ちゃんとした睡眠がとれていなかったようで、その事が余計に首の筋肉の緊張を強めていたようです。

施術の後、姿勢は改善され、首自体の痛みも軽減したようです。そして寝る時の体勢も指導しその日は終了しました。ですが、あくる日に反動のせいか痛みが強く出現し辛かったようで・・・。

これに関しては、今まで筋緊張により血流が悪くなっていた部分が一気に血流が良くなり、血中の血流の増加により痛み物質の増加と活性酸素が発生する為に痛みが一時的に酷くなる事があります。

その後は症状は落ち着いてきたようで、現在ではかなり良化しているようで、殆ど当初の痛みは発生していないとの事で安心しました。

姿勢と言うのは今回の件からも分かるように、非常に悪い影響を与えますので、気になる方は姿見鏡で自分の姿勢をチェックしてみてください。