数年前から両背部に痛みがあり、酷くなると腰まで痛みが響くとの事で当院に来られました。背中を見ると盛り上がっており左右差はあまり感じられないようでした。
はじめは内臓系に問題があるのかと思いましたが、病院での検診も問題はなかったようですので、一旦その考えは保留にしました。
そこで姿勢に注目してみたのですが、腰部の湾曲もあり、そこが原因で腰が痛くなり易いのは確認できました。
*腰の弯曲は上手く体重分散する為になっているのですが、この弯曲がきつくなると腰痛、酷くなると腰椎分離すべり症の原因ともなります。
日常の生活をお伺いして、歩き方のチェックをしてみると「なるほど!」と思う部分があり、そこを改善してみてくださいと指導させて頂き、数日後「痛みがマシになっている!」と伺い安心しました。
以前のブログにも書いたのですが、姿勢が悪くなると負荷のかかる部分が集中するケースがあります。その負荷を軽減させるには日常での姿勢を意識する事が改善につながってきます。
度々、鍼灸・整骨または整体やマッサージに行っても改善されないなどと思っている方は痛んでいる原因を理解して日常を過ごすことで改善に繋がります。原因を理解するという部分は非常に重要で、患部の今後の状態を大きく左右します。
我々、セラピストを頼って頂ける事は我々としては非常に有り難いことではありますが、根本的に改善したいのであれば日常生活での努力というものは必要です。
これは、当院に来られるクライアントさんには常々お伝えしている事です。あくまでフォローするのが私たちで治す主役は本人です。このことは皆さん忘れないで下さい。