手のしびれの原因

今回は先日、当院に来院された患者のケースで痺れが収まったお話をさせてもらいます。

 

手の痺れの原因で整体や病院に頼って来院される方は沢山おられます。

痺れと一口で言っても色々な出方があり、必ずしもすべてが同じ原因ではありません。

 

第一選択肢として病院に行く方が多いと思いますが私自信この選択は間違いではないと思います。痺れ方にも色々なケースがあり一筋縄でいかないことが多々あります。そして心臓や脳血管が原因の重篤なケースもあり得る為、気になるのであれば、まず病院で原因をはっきりさせた方がいいでしょう。その上で解決しない時に整体などを頼ってもらうのが安心ではないかと私は思います。何より痺れを放置することで重篤なことになることもあるので軽く考えずに早めに何らかの対処される方がいいでしょう。

 

今回の患者さんのケースでは、手が痺れて力が入りにくいという症状で相談を受けたのですが、厄介な血管系の持病をおもちで、薬も処方されており毎日薬は欠かさず飲まれています。手を握ってもらうと左右差があり、明らかに左の握力が弱っていることが確認できました。病院にも相談されたそうですが、薬の副作用でしょう。という事で片付けられたようです。以前にも同じようにそういったことがあったようですが、知らないうちに収まっていたそうで最近まであまり気に留めていなかったようです。

 

ところが、最近になって症状が続き、握力が入らなくなり、仕事にも支障をきたしているというお話を伺い、何とか改善方法が無いかと当院にご相談にされました。最初は首に問題があるのではないかと思い首へのアプローチを行ったのですが、施術後すぐは少し楽になったようですが・・・。

 

実際、首から腕の支配をしている神経があり、ちょうど首と背中の境目辺りから出ています。他にも首の側面にある斜角筋と呼ばれる筋肉が原因になっていたりします(代表的なものに斜角筋症候群と呼ばれる症状があります)。それらが圧迫を受けて痺れが出現するケースもあります。悲しいことに今回の場合は帰る頃には、再度痺れが出現し握力も入りにくい状態に戻っていました。

 

よくよく話を伺ってみると、他の部位にも痺れが起きているらしく同側の足先にも痺れが出ているとの事でこれは首だけの問題ではないと思い、日常生活のことも少し伺ってみると、普段から貧血気味で食事量も少なく肉類の摂取が少ないことが分かりました。そして倦怠感ややる気が出ないなどの状況らしく、仕事のストレスかもと本人は訴えておられました。

野菜中心の生活になると、ビタミンB群の不足を招きやすく、身体に様々な弊害をもたらすことがあります。菜食主義の人は栄養不足になり易いようですが、そういった方も多数おられるのでどうなのでしょうかね。

 

それはさておき、ビタミンとは何なのか?

その事からお話しますが、体内で作ることが出来ない外部から摂取しなくてはいけない栄養素をビタミンと呼びます。よく耳にするビタミンCなども人間は体内で造ることはできません。その為外部から摂取する必要があります。普通に食事していたらビタミンCは多種多様な食品に含まれているので、さほど困る事はありません。摂りすぎても水溶性の為、体外に排出されます。ビタミンB群も同様に偏った食生活、何らかの内臓疾患及び手術による切除などしていない限り不足することはほぼありません。

 

では、先ほどの痺れの話に戻りますが、もしかして末梢神経に血液が流れにくい問題があるのではと思い、栄養素に着目しました。ビタミンB群の栄養素の中でビタミンB12と呼ばれる物質があります。このビタミンは赤血球の合成に関与しており、足りなくなると正常な赤血球を生産出来なくなり、貧血の原因にもなります。他に神経の働きが正常に行われるように作用してくれているのですが、不足することで神経線維が傷ついたりして正常に働きにくくなってしまい、痺れといった症状を引き起こします。そして、重篤になると記憶障害、鬱、疲労、食欲不振、体重減少といった症状も現れます。

 

上記の可能性を考えビタミンB12を含有しているサプリメントおよび医薬品を摂取するよう患者さんにお願いしました。すると、翌日から感覚が戻ってきたようで前日よりはかなり緩和したとのことでした。腕が動かないと仕事にかなり支障をきたすことになるので患者さんは感謝されていました。施術の効果よりもサプリメントで効果が出たことは私的には微妙な気分でしたが、患者さんが楽ならばそれが一番大事なので。

今回、栄養素を補充することで改善したので、普段の食事をもう少しバランスよくしっかり食べてもらうようにお伝えさせてもらいました。

栄養素は基本的には良く噛んで食べ物から摂取するのが一番です。どうしても足りない栄養素を補うためにサプリメントを利用するのは良いのですが、それがメインになると身体にかえって負担になるケースもあるので、あくまでバランスの良い食事をとるように心掛けた方が良いでしょう。サプリメントや薬に頼りすぎると肝臓に負担をかけてしまうので良いことではありません。あくまで基本は食事で補う意識を持つようにした方がいいでしょう。

 

ここで少し栄養素のビタミンBについてお話させていただきます。

ビタミンB群というのは水溶性であり体内で供給過多になった分は体外に排出されます。ビタミンBのサプリメントを摂ると尿の色が鮮やかな黄色になります。他のビタミン類と違い種類が多く、数種類に分けられます。以下に簡易で説明させていただきます。

 

ビタミンB1:糖代謝、疲労回復に効果。特に糖代謝に重要な役割を果たしており、不足することで糖の分解が上手くいかず、脂肪に変換されたり、脳に糖が行かないのでイライラやストレス、疲労感を感じやすくなります。豚肉に多く含まれます。

ビタミンB2:脂質の代謝、不足することでニキビ・吹き出物・口内炎など皮膚のトラブルを引き起こす要因になります。卵に多く含まれます。

ビタミンB3:(ナイアシン):体内で合成することができることがわかり、ナイアシンと呼ばれるようになりました。アルコール分解に関与しており、二日酔いが改善されます。カツオに多く含まれます。

ビタミンB6:タンパク質をアミノ酸に変換したり、皮膚炎を予防したりするのにも関与している。マグロに多く含まれます。

ビタミンB12:血球の合成、神経のコントロールに関与。牛レバーに多く含まれます。

ビタミンB5(パントテン酸)脂質代謝に関与。ダイエット中はしっかりと摂取すると良いでしょう。善玉コレステロールが合成され易いので、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB7(ビオチン):コラーゲンの生成、頭皮の血行促進、皮膚粘膜の健康を保つ効果。鳥レバーに多く含まれます。

ビタミンB9(葉酸):主な仕事はビタミンB12と共に血球の合成を行う。遺伝情報にも関与。鳥レバーに多く含まれます。

 

といったようにビタミンB群の摂取は健康に欠かせない物質であることはご理解いただけたと思います。人により好き嫌いの関係で食べにくい物もありますが、他にも上記の栄養素を含んでいる食品は多数あるので、強くこだわる必要はないと思います。

特に美容やダイエットには欠かせない栄養素であることはご理解いただけたのではないでしょうか?普通にバランスの良い食事を摂っていれば通常は枯渇することはほぼないのですが、偏った食事を続けていると、こういったことも引き起こしてしまうので、ダイエットなどをして食事制限等を行っている人はこういったリスクも考えて食生活を送るように気を付けてください。

表裏一体

表と裏

 

痛いのは患部。

でも原因は・・・

 

良く患者さんが首が痛いと言って首の後方を指摘される事が多いのですが、実際には他の部位に原因があるケースが多いです。腰にしてもそうです。腰の痛い部位を押さえて来院されますが、実際は腰以外に原因があることが多くあります。

 

筋肉というのは関節を伸ばす筋肉と縮める筋肉があります。大体が表裏一体となっているのですが・・・

 

例えば、痛いのが首の後ろ側だとします。では、この部分にアプローチしたら解決すると思いますか?

 

首の辛い部分が血行が良くなり、一見楽になったように思いますよね?

でも、これって原因が後ろだけが原因だった場合は有効ですが、反対側の筋肉が原因であればすぐに元に戻ります。

 

首はボーリングの玉ほどの重さがあります。そのボーリングの玉ほどの重さを支えるために前後左右で支えています。

 

しかも、最近の一般的な日本人の生活スタイルを考えてみてください。

パソコンを使う作業、スマホを見る動作、机で字を書くなどの作業により首は前傾姿勢になりがちです。

 

壁にもたれて背中と後頭部を壁に付けて立ってみてください。その体制が首の後部と前部の筋肉のバランスが取れている状態。ストレスがあまりかかっていない状態です。

 

たいていの方は不自然に感じると思います。その姿勢を不自然に感じる人ほど、普段から首周りの筋肉にストレスをかけている事になります。

 

下を向く体制が多いと背中よりの筋肉が張り詰めた状態が続くため、血液循環が悪くなりがちです。血液が流れないと筋肉は思うように動けないため血行不良を起こし肩が凝ったような感覚に襲われてしまいます。

 

では、そこの血液が流れたら解決するのか?確かに血液が流れていくと背中側の筋肉は弛緩するので楽になります。では、前側は?

 

長期間、前傾姿勢が続くことで、筋肉はその体制を維持しようとします。

そうなると筋肉は収縮した状態で柔軟性を失っていきます。ということは・・・

前側が緊張した状態が続いて、後ろ側は改善されたとしても首が後ろに曲がりにくいわけです。

 

仮に先ほど書いていたように後ろが楽になっても、前が硬い状態であれば、同じ体制を維持しなければいけない。その結果、血流が悪くなり同じことの繰り返しとなる訳です。

 

その事を意識しないと改善は見込めませんので、あくまで人に頼らず自力で改善したい人は覚えておくといいと思います。

腰の痛みが引きました!

この時期、ぎっくり腰・・・

で来院されるクライアントさんが多いのですが、先日も続けて何名かの方が歩きにくそうに来院されました。腰を伸ばすことができない方や逆に腰を曲げることが出来ない、足やお尻が痛いといった症状を訴えて来院されています。

では、この時期に多いのはなぜだと思われますか?

話は少しズレますが最近、どんな服を着ればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか?暑いのかなって思ったら寒かったり、寒いかなぁと思ったら暑かったり着るものに悩む方も多いのではないでしょうか?

これって身体も同じように感じているのです。頭だけでなく、身体自体もそう感じていて寒いと身体から熱を逃がさないようにと身体の筋肉を縮めています。

身体を縮めるということは、筋肉の動きも悪くなります。その事で動きに制限が起きるわけです。その事により、普段なら問題のない動作であっても気温差により身体がうまく反応が出来なくなってしまいます。普段何気なくしている物を拾う程度の動作であっても、痛めてしまうこともザラにあります。

筋肉というのは暖かい状態であれば充分に伸び縮みすることができますが、冷えた状態では十分に機能を発揮する事ができません。その事が動きの制限を招き、不意打ちでの痛みを誘発します。別名「魔女の一撃」との異名もあります。

筋肉というのは伸び縮みするのですが、骨との付着部にあたる腱の部分は伸びることができません。その為、筋肉がその時点での伸張限界になると危険を察知しロックがかかります。そうなると、筋肉を伸ばすときに痛みとなって現れます。

余談になりますが、ストレッチというのは限界までやり過ぎると返って伸びにくくしてしまいます。

寒暖差というのは、この時期特に感じやすく、寒いはずなのに汗をひどくかいたり、暑いはずなのに足が吊るような感覚になったりしやすかったりします。それだけ身体がうまく反応出来ない状況になっているので、この時期に起こりやすいのです。特に経験のある方は気を付けていただいた方が無難でしょう。

では、具体的にどういった対策をとることで防げるのか?

日中の気温というのはある程度一定していても朝晩になると急激に冷え込んだりしますので、着込んで出かける時は脱ぎ着のし易い衣類を身につける方が良いですね。汗をかくことで体内の温度は下がり濡れた状態が続くことで体温が下がることになりますので暑く感じるようなら少し薄着になれるような服を着ておく事をオススメします。

この時期に汗をかいて放置しておくとかなり体感温度も低くなりますので気を付けてください。

体温が急激に下がると先ほど述べた通り、筋肉の収縮が起こり身体の動きが悪くなりますのでその状態で動くときは軽いストレッチ(動的ストレッチ)を行ってから動くように気を付けてください。身体を動かすときに静的ストレッチを行うとかえって動きが悪くなることがありますので、運動前は動的ストレッチをオススメします。

*動的ストレッチとは動いた状態で身体を延ばしたりするストレッチのことで、代表的なものにブラジル体操というものがありますので、興味のある方は一度調べてみてください。

普段の活動ではさほど気にならない動きであっても、少し腰回りの動きが悪いなぁと感じる時や少し重さを感じる時は軽く腰を回してから動く方が予防になります。特に重量物を持つ、介助をするといった作業の多い方はより注意してもらった方がいいです。

 

後、物を持つときの体制ですが膝を曲げてから持ち上げるように意識しておいた方がいいでしょう。重量物等を持ち上げる時に痛める事の多い腰ですが、背筋の動きが悪くなっていると痛めてしまうリスクを更に高めてしまいますので、普段から気を付けて下さい。

いざ、痛みが起こった時の対処ですが、基本は痛みが起きたら膝を少し曲げた体制で横になるのが一番良いのですが、そのように出来ない時は高めの椅子に腰を掛けて少しの間じっとしているのが良いです。低い椅子に無理に座るのはかえって痛みを増してしまうので、無理そうなら壁にもたれながら膝を少し曲げて下さい。

この上記のシルエットのような座り方が理想です。

この膝を曲げる行為というのがポイントで腰が痛みを感じている時というのは股関節の動きが悪くなっているケースが非常に多く見られます。一見、痛みというと患部ばかりに目が行きますが実際は違う部位が原因で痛みを起こしている場合も多々あるのです。

腰が悪いときにお尻が痛くなったり、足が痛くなったりするのは痛みを起こしている付近に関連する神経が刺激されて痛みを引き起こしているからなのです。

さて、膝を曲げる行為が腰痛に関与している理由というのは太ももから腰に掛けてつながっている筋肉(腸腰筋)があり、その筋肉が緊張を引き起こして股関節の動きを制限しています。腰痛の経験のある方は痛みのある時に歩きにくいといった事を感じたことがあると思いますが、これはこの筋肉の緊張が原因として起こっていることが多いからなのです。そしてこの歩きにくい状況にしているのは股関節の動きが制限され思うように伸びなくなっているからなのです。

関連することで言いますと他にも、お腹が冷える事で腰痛を引き起こすこともあります。人間というのは自然と痛い部分を庇おうとする動きをとります。その為、若干前屈みの体制が続き背筋は常に緊張した状態となる為、急激な態勢変化をとると背筋に負担がかかります。調子の悪いところに関連する部位は筋肉の緊張が起こります。内臓器が悪くても、その影響は体表に現れてきます。

先ほど、痛みのある時は少し膝を曲げた態勢になってくださいといいましたが、このことは腸腰筋の緊張を緩めるという意味もあるのですが、腰の部分にかかる負担を減らす意味も含めています。腰というのは人にもよるのですが、若干緩やかなカーブを描いています。このカーブの事を生理的湾曲といいます。このカーブのおかげで立っている時にかかる体重の負担をうまく分散してくれているのです。ところが、これが曲がり過ぎていても良くなくて余りにも湾曲がきついとすべり症を起こす原因ともなり、腰痛を起こしやすい要因になります。

上向きに寝た状態になり、膝を伸ばした状態と膝を曲げたときの腰の状態を比較するとわかりやすいのですが、体感的に膝を曲げている時の方が楽なことに気づいてもらえると思います。そして湾曲の強い人というのはまっすぐ寝ることが苦手で自然と横向きで寝ている方が多いのでは?と思います。

ぎっくり腰になった時というのは、ひどい痛みのために全身の筋肉が緊張を起こします。そうなると患部がどこなのか判らない状態になっています。その為に、ちょっとした段差ですらまともに歩けなかったりします。

*私自身20代の頃にひどい腰痛になり1cm程度の段差を上ることもできないくらいの状況になった経験があります。

上を向いて膝を曲げた状態で10分程度安静にしていただいてから少し膝を開く運動をゆっくりと行ってください。そうすると少しは最初の時点よりも少し楽になっている可能性がありますので、腰痛になった時に是非試してみて下さい。というよりもならないのが一番大事ですがね・・・。かなりの頻度で起こるという方は自分の信頼できそうな整形外科、整骨院や整体院、で相談してみてください。自分の思っていたことと違う答えが見つかるかもしれませんよ。

コロナに効果あり?

当院でも取り扱っている商品の一つに5アミノレブリン酸と呼ばれる物質があります(略してALAとここでは書かせてもらいます)。

現在、世間の悩みの種となっているコロナウィルス対策として有効ではないかと?長崎大学病院で臨床実験が行われているようです。

当院のHPの中にも掲載しておりますので興味があれば下記リンクを見てください。

https://treatment-center-minamikyoto.com/category6/entry45.html

どうもALAにはウィルスの表面にあるタンパク質と結合しウィルスの細胞内への侵入を阻害する効果があるようです。実験段階にあるようなのでどのくらいの量が必要か分かりませんが、本来人間のミトコンドリア内に存在する物質ですので体内への害はほとんどない?のではと思いますが・・・。

今後の研究によってそれらのことも明らかになってくるでしょう。

HPにも掲載していますが、ALAというのはミトコンドリアの働きの為に重要な役割を果たしている物質で他に血液の大事な材料でもあります。他に体内に発生した活性酸素を除去する役割も担っています。生きていくうえで活性酸素の脅威から助けてくれている物質の一つです。

現段階ではあくまで実験段階での結果ではあるようですが、ALAを含むものと含まないものでは結果が違うらしく、通常であれば増殖がみられるのにALAを含んだものにはウィルスの増殖が見られなかったという実験結果が出たようです。

実験段階とはいえ、このような効果が見られたということはコロナだけでなく他のウィルスに対しても有効な可能性も考えられるので期待したいところですね。

色の白い食べ物

今の世の中、食べるものに不自由するということは貧困でない限り日本に住んでいれば、ほぼ無いと思いますが

我々が口にする食べ物の代表的なものに白米、小麦が上げられます。

特に秋の収穫の時期の新米は非常においしいですよね。小麦に至っては収穫の時の方がおいしいのかは分かりませんが、恐らく美味しいのではないかと思います。

さて、この我々が普段メインで口にする機会の多い小麦製品や白米ですが、大半は加工段階で表面の部分や芽の部分を排除して我々の食卓に並ぶことになるのですが、この段階で重要な栄養素は無い状態になっています。

白米というのは米ぬかを取り除いた部分でもあるのですが、この米ぬかの部分にビタミンが含まれており栄養素が抜けた状態のものを口にしていることになります。
こういったことから玄米食が良いといわれているのですが、玄米で食するのも条件があり難しい部分もあるのですが・・・。

他に代表的な白い食品といえば食塩、上白糖がありますが、これらの食品も本来の栄養素がかけている状態で我々は摂取しております。
塩といえばナトリウムというイメージですが本来はマグネシウムやカルシウムなども微量に含んでいるのですが化学製法を用いて作られたものはほぼナトリウムのみの状態になっています。上白糖に至っても同じで生成する段階でビタミンやミネラルが除去された状態でスーパーなどの食料品店の店頭に並びます。

そういったものを摂取することが多いことで、身体は知らず知らずのうちに栄養過多になっていたりします。口内炎等ができやすかったりするのは栄養過多になっている兆候の表れともいえます。

ビタミンやミネラルというのは微量ではありますが我々が生きていくうえで必要不可欠な物質ですので、日常口にする食品等に偏りや体調に不安を感じている方はその事にも目を向けてみてはいかがでしょうか?何らかの気づきがあるかもしれませんよ。

股関節の硬さが腰痛の原因になる

緊急事態宣言の延長も決まり巣ごもり生活やリモートワークを余儀なくされている方も多数おられるかと思いますが、いかがでしょうか?環境によってはリモートでの作業の方が効率の良い方も悪い方もおられると思いますが、少しでも現状が改善されることを祈るばかりですね。

さて今回は腰痛について書いてみようかと思います。

腰痛というのは、結構感じる事が多い症状の一つでもあります。人によっては常時この痛みと戦っている方も多いことと思います。

さて、この痛いときって腰をさすったりして少しでも楽になればなんて思いますよね。

この腰の痛みの原因ですが、実は股関節に原因が隠れている事が多々あります。

例えば、腰が痛いときに股関節を開こうとしてもなかなか開きにくかったりしますが、実際気持ちは患部にいっているので気づいていなかったりします。

当院に来られる方も多数そういった方はおられます。

では、なぜ股関節が関係するのか?って思う方もおられると思いますので簡単に説明します。

股関節には太ももと腰をつなぐ腸腰筋という筋肉が存在します。その筋肉は太ももとお腹の下にある腰の骨に内側からつながっている訳です。
そのつながっている部分の動きが制限される事により腰の動きを制限します。その事が腰痛を引き起こす原因になっていることが多々あります。

もし日頃から腰痛にお悩みの方は、自分の腰の調子が悪いときに股を開いてみて、ちゃんと開けるかチェックしてみてください。
それが今後の腰痛問題解決につながるかもしれませんよ。

使いすぎによる関節の痛み

指や腕を使い過ぎて痛みに悩んでいる方は結構いるのではないでしょうか?当院に来られる方にもそういった痛みを訴えて来られる方は多いです。私も仕事柄使うことが多いので痛みが出る時もあります。

この痛みが中々とれない理由・・・

まず第一に自分の筋力以上の負荷をかけているということが考えれます。自分の持っている筋力以上の運動をさせると、筋と骨の付着部が痛覚を感知し筋の動きを制御します。そうなると休める事が必要となりますが、現実それで仕事を控えるなんてことは大抵の方が難しいと思います。

もう一つの理由として体液循環が悪くなっていることが考えれます。
血液というのは細胞に栄養を届けて活性化させていますが、この血液が行き渡りにくい状況になっている可能性があります。

血液というのは我々が生きていくのに必要不可欠な物質です。その血液が流れないと修復は行われないわけです。

同じように使っていても左右で違ったりします。右腕は痛くないのに左腕は痛いといった場合ですが、日本人であれば右利きの方が多数だと思いますが、あまり負担をかけていない方が痛いというケースであれば血液循環の悪さが考えられます。

その血液循環が悪くなっている理由は何か?
まず、防御反応による周辺筋肉の緊張です。筋肉の緊張が強いと血管の通り道も狭くなるので血液循環は悪くなります。これが患部だけの筋肉を緩めるだけで解決すればよいのですが、患部周辺の神経伝達も悪くなっていると、それも循環が悪くなる要因となります。

後、普段から冷えを感じている方も血液循環が悪くなっている可能性が高いです。血液が流れないと体温は上がらないので冷えというのは血液循環が悪い証拠でもあります。

単純に指の痛みが出ているのは使いすぎだけが原因ではなく動きのキャパシティや修復能力を発揮できない状態になっている事が大きいという事を認識していただいておくと良いのではないかと思います。

嬉しいお知らせ

新年あけましておめでとうございます。
昨年に引き続きコロナウィルス蔓延の為に自粛生活を余儀なくされている状況ではありますが、今年中には落ち着くことを願っております。

さて、今回患者様より嬉しいお知らせをいただきました。
以前、当院で不妊施術させていただいておりました患者様より、ご出産された報告をいただきました。

年齢的な部分を考えると自然妊娠は非常に厳しいとの判断をされていたので妊娠は半ばあきらめておられているようでしたが、体外受精の選択をされ無事妊娠出産をされました。体外受精でも確率はあまり高くはないのですが、奇跡的に1回の体外受精で成功されました。

当院で自身でできるアプローチ等を指導させていただき、継続して行ってくださっていました。母体の状況が悪いと妊娠しても無事に出産することは困難になります。その事もご自身にお伝えしていたので、自身で気を付けて過ごされていたことでしょう。このような情勢ですので気を遣う部分も多かったことも想像できます。

どのような症状であろうとも私どもができることは限られております。重要なのは、ご自身が自分の状況を理解して継続して自身のケアを行うことが大事です。

今回このようなご報告を受けたことを心よりうれしく思います。これからもこういった嬉しい報告が増えるように日々精進しようと感じております。

精神的ダメージで胃の調子が悪くなる

気が付けばもう年末・・・
今年はコロナの影響もあってか、例年よりも月の流れが速く感じますが私だけなのでしょうかね・・・

さて、人によりストレスというのは現れ方は違うのですが、見ていると皮膚に現れたり、お腹を下したり、胃に現れたりします。
家庭内の悩み、仕事の悩み、学校生活の悩みとストレスの原因となるものは多岐に渡ります。

人によって症状が現る場所が違うのは遺伝によるものが大きいと思います。家系的に胃腸が弱いのであればストレス反応は胃に現れやすく、家系に皮膚炎の人がいれば皮膚に症状が現れやすかったりします。

胃に不調が現れるケースにおいては、胃酸が多く出過ぎる事が要因と考えられます。何らかの精神的なストレスが掛かることで通常よりも胃酸の分泌が多くなり胃粘膜を傷つける事が要因となっています。

対策として、刺激や油分の多い食事を避けて脂肪分の少ない食事に切り替える事も有効です。そして運動することも胃酸分泌の抑制につながるので、定期的な運動をすることも大事なことです。運動不足は年齢とともに内臓系の病気が起こりやすい原因の一つです。

適度なストレスというのは成長するためには必要なことではありますが、人によってキャパも違いますしある程度は対応できないと生活していけないということもありますので、自分なりの解消する方法を探すことは必要です。自分の好きなことや趣味などで気分転換する時間を持つようにして生活していくようにすることをオススメします。

海外の方の施術

先日、新たな試みとして海外の方の施術を行いました。
幸い語学堪能な方が身近におられたので通訳を付けた環境で施術を行わせていただきました。

日本にはALT講師として1年ほど滞在されており、日本語にもある程度慣れてきた感じの方です。中々実情として海外の方が体調不良になるとどういった所に行けばよいのか分からないらしく、場合によっては お断りされることもあるそうです。

グローバル化を叫ばれている昨今ではありますが、現実には諸外国と比較して日本は遅れているのではないかなぁと感じています。英語教育の面でも文法ありきの教育から対話ありきの英語にシフトするべきでは?と個人的には思っております。

さて今回なぜこのようなことを行ったのかというと、上記した通り現実問題日本語が話せないことで困っている方が一定数いるという話を聞いていたので、少しそういった部分でお役に立てればと思い試験的にしてみたのですが、私の語学力ではとても厳しいので通訳の方についてもらい施術したのですが、やはり伝えたいことがちゃんと伝わるというのは非常に安心感があるようで、満足されていました。

また今後もこういった機会があれば挑戦していきたいと思いました。

施術風景